






『オーロラの下、北極で働く』【和書定価新本】
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「……孤独を感じていた時期は、私が『日本人』というアイデンティティに拘っていた頃かもしれない。……今の私は国籍が解けてしまったように思える。」
国立極地研究所の元技術者が北極に暮らした日々を綴ったこのエッセイは、賑やかさと孤独感、自然の豊かさと厳しさが交錯する、他では読めない経験を私たちに垣間見せてくれます。著者自身が撮影した多くの美しいカラー写真が、北極圏の透徹した空気や悠久の時間を感じさせてくれます。
ノルウェーと北極点の中間、スバールバル諸島にニーオルスンの町はあります。世界各国の観測所が集まっていて、科学者や技術者、極限の自然にインスピレーションを求めるアーティストなど、多くの人が暮らし、独特のコミュニティを形成する場所です。
過酷な観測作業や、食事や余暇といった日常、各国駐在員たちとの出会いと交流と別れなど、およそ三年間の豊かな体験を綴った言葉は、事実の記録を大切にした抑制の効いたものに感じます。そのおかげか、読む私たちは想像力を刺激され、引き込まれる気がします。
極地に憧れ情熱を持った人々が世界中から集まり共に暮らすという幸福な経験と、それが終わった切なさを、私たちも感じることができます。
『オーロラの下、北極で働く』
文・写真 松下隼士/雷鳥社 刊
出版社の書籍紹介ページ
https://www.raichosha.co.jp/book/1497
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