フラヌール書店

フラヌール書店

フラヌール書店

フラヌール書店

  • HOME
  • CATEGORY
    • NEW BOOKS
    • OUTLET BOOKS
    • ZINEs
  • ABOUT
  • CONTACT
  • ・プライバシーポリシー
  • ・特定商取引法に基づく表記

フラヌール書店

フラヌール書店

  • 『oasis trying to find a way out of nowhere』【和書新本定価】

    ¥9,900

    2025.10.25と26、東京公演を観に行く方もいらっしゃるのではないでしょうか(いいなぁ……) 彼らのツアーに同行して1994年からすぐそばで撮り続けてきたカメラマン、ジル・ファーマノフスキーが保管していた500点以上の写真を収録した写真集がこちら。さらに、ノエルが当時を振り返ってコメントを寄せています。 来日公演に行けた方もそうでなかった方も、記念にいかがでしょう。 『oasis trying to find a way out of nowhere 』 ジル・ファーマノフスキー ノエル・ギャラガー 世界文化社

  • "CREATURE"(英語版)ショーン・タン【新本洋書定価】

    ¥3,740

    ショーン・タンの画集”CREATURE”をUK版で仕入れました。 (日本語版のおよそ半額となっています) 『アライバル』や『セミ』、『遠い町から来た話』など、孤独感と優しさと懐かしさが言葉のないところに湧き上がる素晴らしい絵本を生み出してきたショーン・タンの作品集。25年の作家活動のなかで描き貯めてきた愛らしく禍々しくもあって個性的なクリーチャーたちのスケッチや絵画作品とその解説、創作にまつわるエッセイからなる一冊です。 日本版ではテキスト部分を岸本佐知子さんが翻訳されました(そちらももちろんおすすめです!)が、こちらは英文です。224ページ、156点の図版、A4より少し幅広の判型、上製本といった造本の仕様はほぼ同じです。ショーンのテキストを原文で読みたい方、図版を中心に楽しみたい方にはこのUK版もおすすめです。 “CREATURE” Shaun Tan / Walker Studio ¥3,740円(税込) ※参考:日本語版(求龍堂刊)¥6,930円

  • 『特薦いいビル 千日前味園ビル』【和書新本定価】

    ¥2,420

    絢爛豪華なしつらえと猥雑な色彩が醸し出す往時のエネルギー、キッチュなブリコラージュの遊び心。 大阪、千日前の雑踏に君臨する味園ビルの威容、その外装はもちろん、内部をくまなく写真で紹介する貴重な本です。 広大なフロアにずらりと深紅のソファが並び、天体のような球体照明が数百も吊り下げられたキャバレー・ユニバース。竜宮城へのアプローチかと思わせる洞道を進み40人乗りのエレベーターで運ばれた先にある219畳の大宴会場・味園。鍾乳洞を模したような大浴場、西洋東洋の様々な意匠が取り込まれて、どこだかわからない不思議な異国情緒を味わえるHGホテル。味園ビルの内部は巨大な享楽の宮殿です。 高度成長、バブルの盛況を経て一度は閑散としていたこの味園ビル、2000年代には若い音楽シーン、サブカルチャー界隈の表現の場として再興します。しかし2025年夏、閉館に。おそらくは取り壊されてしまう類稀なこの芸能と社交の歴史的建造物を記録したこの本はとても貴重だと思います。 味園ビルの創設者、志井銀次郎は、日本統治時代の台湾から日本へ命からがら渡航し、成功を掴んだ人だといいます。その味園ビルで働いてきた人々に時代時代のエピソードを聞くインタビュー、華やかな時代を捉えた写真、チケットやポスターといったグラフィックデザインを集めたスクラップブックも収録しています。 昭和の熱量なのか、大阪のバイタリティなのか。読むと元気が出る気もします。 『特薦いいビル 千日前味園ビル』 BMC(ビルマニアカフェ)著/西岡潔 写真 大福書林 刊

  • 『朝のピアノ 或る美学者の「愛と生の日記」』キム・ジニョン【新本和書定価】

    ¥2,420

    SOLD OUT

    この234の断章は死をもって終わるけれど、そこにある静かで確かな生きる意志は、これを読んだ私たちみんなの別々の生の中に続いていく。そんな思いが湧き上がる一冊です。 「2017年7月、がんの宣告を受けた。それまで続いていたすべての日常生活は、シャッターを下ろしたように中断された。病院での闘病生活が始まり、患者としての日々が始まる。あれからちょうど十三ヶ月。この書は、その間に私の体と心、そして精神を通り過ぎていった小さな出来事の記録である。」 この日記の主、キム・ジニョンは韓国の哲学・美学者で、ヴァルター・ベンヤミンやロラン・バルトの研究者として知られています。彼が死の三日前まで綴ったこの日記は、内省の言葉、日常の描写、哲学的な思索、マルセル・プルーストやグレン・グールド、松尾芭蕉の引用がちりばめらた断章で、彼自身が翻訳したバルトの『喪の日記』を彷彿とさせます。 『喪の日記』が母を失った悲しみの中から新しい生と愛を見つけ出す試みだったように、この日記は死の迫る中にあっても生きること、他者を愛することを捉え直す試みのように読めます。 「病は自然である。わたしはいま、自分の中の自然と向き合っている。自然と向き合うということーーこれは忘れられていた原点に戻るということ、わたしの自然と新たな人生を始めるということだ。ヴィタノーヴァの時間。」 『朝のピアノ 或る美学者の「愛と生の日記」』 キム・ジニョン 著 小笠原藤子 訳 CEメディアハウス 刊

  • 『Mo Story 子猫のモー』【和書新本定価】

    ¥2,750

    手のひらに収まるすべてが愛らしいとしか言いようがない、とてもおすすめの絵本です。 不思議な光を追って、家族が寝静まった家を飛び出してしまった子猫のモー。 そのあどけない好奇心も、モーを助ける森の動物たちの気の良さも、彼らのすべての表情もしぐさも朴訥さも、すべてが愛らしいんです。 小ぶりで広げた手のひらほどのハードカバーというのが、また愛らしいんです。 【出版社HPより】 ある眠れない夜、子猫のモーは窓の外に見つけた”笑っている光”を追って、森へ冒険にでかけます。モーは森で出会った気さくで楽しい動物たちから、旅に出る前の準備や、初めて会う人への挨拶の仕方、気持ちを共有する方法など、さまざまな知恵を学びます。しかし、同時に動物たちは皆、森に住む恐ろしいクマに気をつけろと警告するのでした。モーはクマに出会わずに、”笑っている光”を見つけることができるでしょうか? 韓国在住の人気イラストレーター、チェ・ヨンジュが描く子猫のモーの冒険が待望の日本語化! 日本語翻訳は『大家さんと僕』などの心あたたまる漫画作品も手掛ける、芸人・漫画家のカラテカ矢部太郎が担当しました。 新たな挑戦や出会いを前に一歩を踏み出す勇気をもらえる、子どもも大人も楽しめる絵本です。 http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=34137 『Mo Story 子猫のモー』 チェ・ヨンジュ Yeonju Choi 作・絵 矢部太郎 訳 玄光社 刊

  • 『東京情緒』高﨑一【新本和書定価】

    ¥2,750

    フリーアドレスのオフィス、エクセル、パワポとにらめっこ、営業会議の張り詰めた空気、teamsミーティングの微妙なテンポ、終わった後の虚脱感。仕事帰りに閉店ぎりぎりのスーパーに駆け込んでカートに放り込むあれこれ。休むにしても遊ぶにしても上手く使えないで終わってしまうゴールデンウィーク。 この詩(あるいは散文的な私小説?)に描かれているのは、都会に暮らし働いている私たちみんなが知っている、あの感じです。無機質なオフィスの毎日にささくれだち、ときどき同僚の人間味に安らいで、通勤途中に見つけるちいさな都会の自然が遠い日の記憶を蘇らせて、夜のひとりの部屋で孤独の不安と開放感が入り混じる。 この本が面白いのは、おじさんの独白だというところです。四十代半ば、もう普通にビジネスで偉くなっちゃている著者(であり、私たち)の日常の機微や口には出さない思いが、ここに書いてある。おじさんだけど新しい書き手が、心の柔らかいところまで潜って、それを取り出すに相応しい言葉を懸命に探って、書き留めてくれる。それは他にあまりないこの本の面白みではないかと思います。 著者の高﨑一さんは武蔵小山在住。フラヌール書店のある不動前のお隣です。作中で地名を明かしている場面はそう多くはありませんが、この界隈なのだと知ってから読むと、ああここはパルム商店街、ここはかむろ坂、ここは戸越銀座なのだ、ここを歩いているのは私だと、情景をより鮮やかに捉えることができます。 土地勘がなくったってこの本の魅力は減じないんですが、この詩と一緒に不動前や武蔵小山をぶらぶら歩くのもいいと思います。忙しさでちょっと疲れたときなんか、とくに。 《出版社のHPより》 ​​​​ 田中優子さん推薦!(江戸文化研究者、元法政大学総長) 「これは、私の日々だ。あなたの日々かも知れない。 今まで言葉にもしなかった風景、人、通り過ぎる気持ち。 この本を手に取って、何人もがつぶやくだろう。 私も、書いて、みようか、と。世界が変わるから。」 ​ ​ 通勤路で目にする草花、オフィスで交わす何気ない言葉、リモートワーク中のふとした仕草。 夕立にけぶるビル街、駅に満ちる人波、ふと胸をかすめるあの日の記憶――。 ビジネスの現場で日々奮闘しながら、都市に生きる私たちが見落としがちな日常のかけら。 その一つひとつを、掌編小説のように、あるいは散文詩のように、優しく、繊細にすくい取った、36の物語。 静かに心に灯をともす、都会の日常への小さなオマージュ。 第1詩集。 ​​ 【目次】  まえがき 第一章 そよぐ年  卯月  新緑の桜  皐月  街中華の複雑系  水無月 公園の異空  文月  閉まりかけのスーパー  葉月  入道雲を呑む  長月  滑空する香煙  神無月 萎縮と期待のはざまで  霜月  自転車の平熱  師走  十二月二十五日二十一時半 恵比寿駅  睦月  楕円球の臆病  如月  二月の暁  弥生  〇・七ミリのボールペン 第二章 にじむ年  卯月  四月の雪  皐月  カフェで孤独  水無月 朽ち濡れる紫陽花  文月  ラジオに懐く  葉月  夕立の胎内  長月  目黒駅のニュアンス  神無月 踏切でままならない  霜月  月蝕と飴  師走  工事現場の呆然  睦月  東京タワーの抱擁  如月  ホワイトボードの痕跡  弥生  夜更かしの人々 第三章 うつろう年  卯月  流浪の黄砂  皐月  ゴールデンウィークの重力  水無月 朝のシャワーで眠る  文月  七月の臨界  葉月  箸置きの結界  長月  郵便受けと猥雑と  神無月 空港の星座  霜月  リモートワークの稠密  師走  マンションとバーボンボトル  睦月  なすがままで坂道  如月  馴染みの店の懐味  弥生  アーケードで遊歩  あとがき ​【著者略歴】 高﨑 一(たかさき・はじめ) 1978年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート(現:リクルートホールディングス)入社。数社を経て、現在ベンチャー企業の取締役CFO。41歳で、武蔵野美術大学大学院造形研究科造形理論・美術史コース(現:美学美術史コース)修了。今作が初めての文芸作品。 『東京情緒』 高﨑一/コトニ社

  • 『je suis là ここにいるよ』【新本和書定価】

    ¥2,860

    こんなに心に染みる造本があったかな……と思える、ずっと持っていたい絵本が生まれました。 亡くなってしまって、もう姿が見えない愛するネコ。見えないけれど、いまもここにいる。 ネコを亡くしたボクはただ一人、クリーム色の本文用紙にぽつんと描かれている。 亡くなったネコは、薄い膜のような半透明の紙に描かれて、いつもと同じくボクの側にいるのに、別のレイヤーに行ってしまってボクには見えない。 それが、段々と、見えないけれどそこにいると感じられてくる。 愛する存在と死別する悲しみとそれを受け入れること、その心の流れを、造本の技法によってこんなにも心に迫るものとして表現できるなんて、素晴らしいなと思います。もちろん、素直で余計なものを脱ぎ捨てた絵と言葉が魅力的なのは言うまでもありません。 『je suis là ここにいるよ』 シズカ 作・絵/月とコンパス

  • 『諏訪敦 絵画作品集 Blue』【和書定価新本】

    ¥4,950

    SOLD OUT

    天王洲のWhat museumで個展を開催中の諏訪敦さんが2017年に刊行された絵画作品集。 現在は品切れとのこと。個展でご購入になれなかった方に届きますように。 《出版社のHPより》 皮ふ下の静脈の声が聞こえる…… 「どうせなにも見えない」から6年、“視るという知覚の拡張”を堪能する初の本格画集。図版約70点・自作解題付。 1本の「髪毛」から人の「精神の塊」まで、他の追従を許さない筆力で描きあげる諏訪敦。真骨頂のヌードをメインに、写実の先人・高橋由一へのオマージュ《豆腐》、戦中ハルピンで亡くなった祖母の足跡を追ったドキュメント的制作《棄民》まで、進化の成果をここに結実。

  • 『はこんでころぶ』【和書定価新本】

    ¥1,100

    岡田悠さんが人生で二度目の自動車教習所で経験したいろいろをエッセイと創作で綴る『はこんでころぶ』が入荷しました。 「車が怖すぎて、学生時代にとった免許は、使わないまま失効してしまった」という岡田さんは、でも「僕は車に、強い憧れがある」といいます(めちゃくちゃわかる!) ウェブメディアでの連載も面白い岡田さんですが、単著『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』は軽妙さと切なさ、郷愁が絶妙のバランスの「部屋をめぐる空想譚」、とてもおすすめです。この『はこんでころぶ』もにやにやが止まらず、どんどん読んじゃいます(いま、私が)。 『はこんでころぶ』岡田悠

  • 『世界自炊紀行』山口祐加【和書定価新本】

    ¥2,750

    世界12ヵ国、24の家庭の自炊事情を伝えてくれる旅と食のルポルタージュ。 台湾、韓国、ポルトガル、スペイン、フランス、トルコ、イタリア、メキシコ、ペルー、タイ、ベトナム、ラオス。各地で市場やスーパーに行き、訪問先の人々と料理し、食べ、おしゃべりします。たくさんの写真がその様子をより詳しく 伝えてくれます。訪問先のキッチンのスケッチも興味を惹かれます。世界を巡った末に日本の自炊事情を問い直す視点も面白く、一冊を通して読み応えがあります。著者の山口さんご自身、「世界の自炊は想像のはるか上をいく面白さと適当さで、この旅を経て、私自身の自炊観は生まれ変わったくらいに変化しました」とのこと! 『世界自炊紀行』
山口祐加/晶文社

  • 『宇宙の果てには売店がある』【和書定価新本】

    ¥1,980

    「光速でパンを買ってきたので、不良達は年をとり、もう落ち着いていた。」 「実家の壁に時空の穴があるが、普段は地元の信用金庫のカレンダーを貼って隠している。」 こんな小さな本の中に、懐かしくて温かい宇宙時代の日常が封じ込められています。どのページを開いても、生活のひとコマから世界が立ち上がります。せきしろさんといえば、情景や妄想を哀愁と可笑しみのある自由律俳句の短い言葉に結晶させる名人。この本にもその魅力が詰まっています。 劇団ヨーロッパ企画代表の上田誠さんが帯に寄せた言葉、「郷愁とセンスオブワンダーと卓抜な笑い」がこの本の魅力を端的に表しています。 文庫本よりも小さい愛らしいこの本を持ち歩けば、ちょっとした隙間時間でも意識が宇宙に飛ぶのではないかと思います。 『宇宙の果てには売店がある 生活感のあるSF掌編集』 せきしろ/シカク出版

  • 『簡素な生き方』【和書新本定価】

    ¥1,540

    SOLD OUT

    「自分が持っているものに対する満足感は、持っていないものへの執着によって驚くほどかき乱されます。」 多様性の時代と言われる昨今、非常に多くの情報が毎日溢れていて、無意識のうちに関心は自分ではないところへ向いている時間が増えているように感じます。 生き方における『本質』は何なのか、何を心に留めて生きていくのか。 改めて自分の根底にある本当の気持ちと向き合える機会をくれた1冊だと感じました。 120年前も今も、人生において重要なことはシンプルで変わらないもの。 でも、変わりゆく時代の中でその重要なことを忘れてしまうことがある。 大切にしていきたいことを見失わないよう、また時間が経ってからも読み直したいと思いました。 以下、出版社の紹介ページより引用 100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは?今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。 100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。 心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは? 今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。 フランス・シンプル思考の源流。 ○簡素の精神 簡素の本質とは、質素な服、住まい、ほどほどの暮らし、貧乏を指すのではない。 簡素な生活とはシンプルな暮らしではなく、あるがままの自分でいること。 人間の理想は、生活を生活そのものより偉大な宝物に変えること。 ○簡素な言葉 新聞をうのみにするな。記者は相食む蛇であり、仲間内で競争をしている。 事実ではなく利益になることを言う人の、単純化された話を信じてはいけない。 美しい言葉は着飾った奉公人のようなもので、奉公人本来の役目を果たさない。 ○簡素な義務 偉業に挑んで失敗した時ではなく、単純な義務を怠けたとき、人は魂を失う。 破産して「何一つ失うものはない」というときは、手元に残った破片を拾うこと。 窓ガラスが割れた時、犯人が見つかるまで割れたままにしておくのは愚かなこと。 ○簡素な楽しみ 戦場で一瞬、歌を口ずさむ兵士がいるように、困難のさなかにも喜びは見つかる。 喜劇を見て評論する知識人より、大笑いする庶民のほうが、楽しむことの達人。 悲しむ人に合わせて悲しい顔を作るより、その人が一粒の楽しみを見つける手伝いをせよ。 ・・・このほか、思想、欲求、ビジネス、人間関係、家庭、センスについて、いかに簡素であるべきかを提示。 *** 本書は著者が結婚式でしたスピーチがもととなっている。話に感動した列席者が出版社に勤めており、書籍化を提案。半年後にフランスで刊行された。 ルーズベルト大統領が「私たちが心に銘記すべきことをこれほど多く含んでいる書物は、私の知る限り他にはない」と絶賛したことでアメリカで100万部を超え、ヨーロッパでもさらに広く読まれた。 引用元ページ https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189944 『簡素な生き方』 シャルル・ヴァグネル著 山本和子訳 講談社 ISBN:978-4-06-220213-8

  • 『石垣りんの手帳』【和書定価新本】

    ¥3,960

    詩人、石垣りんが日々を綴った手帳、その現物を1ページずつ写真に収めた貴重な本が出ました。 石垣りんは戦後の現代詩を代表するひとり。働く女性、生活者としての視点から、優しく、また鋭い言葉を残しました。戦前に14歳で銀行に就職して以来、定年まで勤め、実家の皆を支え続けた生涯でした。 その実家は荏原中延、後年に住んだマンションは石川台にありました。フラヌール書店から少し歩いて大崎広小路駅で東急池上線に乗れば、どちらもその沿線にあり、それは石垣りんさんが日々通った道筋です。 この本は、石垣さんが毎年使っていた手帳を原寸大で収録しています。手のひらに収まる小ぶりなもので、彼女が勤めていた日本興業銀行の支給品で、30冊遺されていたものから342ページ、37歳から78歳までの日常を抜粋してあります。そこに鉛筆で食事や体調のこと、人に会ったことなど、毎日のことが書き留められています。丁寧な筆跡は、その詩の作風にも通じているように感じます。 本書の冒頭には谷川俊太郎さんが石垣さんを追悼して読んだ詩が掲げられています。 石垣さんの詩やエッセイと合わせて、ぜひお手元に置いておいてください。 『石垣りんの手帳 1957から1998年の日記』katsura books刊

  • 【新刊予約】『茨木のり子全詩集 新版』

    ¥9,020

    新刊のご予約を承ります。 ●ご予約締切 :9/9 ●入荷予定  :9/29 戦後の現代詩を代表する人のひとり、茨木のり子は、来年2026年に没後20年を迎えます。 それを前に、全詩集の新版が刊行されます。 内容は、 「生前に刊行された全ての詩集、没後刊行の『歳月』、単行詩集未収録詩篇百余篇、新発見の日本語の詩と尹東柱の詩の翻訳、代表的エッセイ「はたちが敗戦」「『櫂』小史」、さらには口絵写真数十枚を収録」とのこと(岩波書店HPより) A5判 546ページの上製本で、充実した内容が期待できます。 かつては花神社から美しい白のクロス装で出ていましたが、こちらは古書価格が高騰していましたので、増補新版の刊行はうれしいニュースです。 『茨木のり子全詩集 新版』 茨木のり子 著/宮崎治 編 岩波書店

  • 『まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER』【和書定価新本】

    ¥4,180

    写真家ソール・ライターは、フラヌール(都市の遊歩者)のひとりであったと思います。マンハッタンを散歩する中で目にする日常に特別な美しさや静けさを見つけ出して、スナップショットで捉えます。 ソール・ライターはファッション写真家として『エスクワイア』や『ハーパース・バザー』といった雑誌で活躍しました。その独特な色彩感覚や構図の魅力はストリート・フォトにも感じられますが、それ以上に彼の詩的な想像力は街や人々を撮るときにこそ感じられます。 この作品集は、ライターの没後に発見された一万点を超える未整理のスライドの中から、およそ10年の作業を経て選び抜かれたもの。35mmフィルムからカットされひとコマずつフレームにマウントされた膨大なスライド、そのひとつひとつに都会の物語が結晶していると思うと、膨大なスライドの入った箱の積み上がる彼の乱雑なアトリエがとても神秘的な空間のように思えてきます。 この写真集ではスライド・フィルムから大きくA4サイズほどに引き延ばされ、コダクロームやアンスコクロームなど、彼が愛用したカラーフィルムの独特の色を楽しむことができます。 フラヌール書店でも長く人気のある一冊です。 『まだ見ぬソール・ライター THE UNSEEN SAUL LEITER』 ソール・ライター/青幻舎

  • 『無用的芸術 フクモ陶器』【和書定価新本】

    ¥3,080

    「繊細な絵付け、高度な技術や色づかいは名高い産地のものを彷彿とさせるし、複雑な装飾は美しい……が邪魔なことこの上ない。つまるところどれも全く実用に適さないのである。にもかかわらず、我々の心をとらえて離さない。」 「古来より日本各地でひっそりと作られてきた」といわれる伝統陶器、フクモ陶器を網羅的に紹介する初の研究書が刊行されました! フクモ陶器の研究をライフワークとしてきた福本歩さんによる分類と解説、美しい図版の数々で、謎に包まれてきたフクモ陶器の全容をわたしたちも知ることができます。 フクモ陶器の真髄はその圧倒的な「無用性」。通過させるだけの「門レンゲ」、飲んだらすぐ出る「茶碗アニマル」、幽体が連続離脱する「幽体幽体離脱像」、人類の征服欲を満たす「世界征服植木鉢」、カレーを作ったのにご飯を炊き忘れたときに役立つと見せてむしろ無用性が際立つ「ごはん付きカレー皿」など、技巧と精神性が高度に結びついた作品の数々が紹介されています。 「無用之用」と諧謔がキュートにマリアージュした世界を丸ごとお手元に置いておけるお得な一冊です。 『無用的芸術 フクモ陶器』(福本歩/大福書林) フクモ陶器のHPはこちら https://www.fukumotouki.com

  • 『石井好子のヨーロッパ家庭料理』【和書定価新本】

    ¥2,420

    60年代から70年代初頭のヨーロッパの街の空気感、人の温かさ、家庭料理の味と香りが伝わってくるような、充実の内容。名著です。紀行と食と人々との交流を記した名エッセイで、作りたくなるレシピ集でもあります。 1950年代からパリに暮らした歌手でエッセイストの石井好子は、デビュー・エッセイで代表作の『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』でよく知られます。その彼女が、ヨーロッパ各国の30の家庭を訪ねて、各地の街の様子、訪問先でのエピソード、振る舞われた料理のことを仔細に伝えてくれます。 どの訪問先でも、ホスト・ファミリーが料理する側で、ときには彼女も一緒に手を動かしながら、おしゃべりが弾む様子。それがなんとも温かく、素敵な映画を観ているような気分になります。 こんなふうに気取らないホーム・パーティ、やりたいですね。 『石井好子のヨーロッパ家庭料理』 石井好子/河出書房新社

  • 『運命の旅』 【和書新本アウトレット】

    ¥2,640

    【新本アウトレットのため、定価の50%OFFとなっています】 ナチス占領下のパリからの脱出、スペイン、ポルトガルへの逃避行を経てアメリカ亡命、そして終戦後のベルリンへの帰還。およそ15年に渡る苦難の旅を、ドイツの大作家が振り返るメモワールです。 ユダヤ系ドイツ人のアルフレート・デーブリーンは、代表作『ベルリン・アレクサンダー広場』がジョイスの『ユリシーズ』やムジール『特性のない男』と並んで前衛小説の傑作と評価される作家。 ナチス政権下のドイツを逃れて家族と共に移住したパリが占領され、作家はさらなる脱出に迫られます。家族の離散、収容所生活といった困難を冷静な筆致で克明に振り返りつつ、哲学や信仰、内心の葛藤や家族への想いも語ります。また大戦期のヨーロッパを俯瞰する視点から、当時の緊迫した情勢を描き出します。 50代半ばでベルリンを離れ、彼が再びこの街に戻ったのは70歳。街も彼自身も大きく変わり、過去との断絶の前に立ち尽くしながらも、現実と対峙する思索を諦めません。 本書はフランクル『夜と霧』などと並んで読み継がれるべき貴重な記録なのではないかと思います。 『運命の旅』 アルフレート・デーブリーン/長谷川純 訳 河出書房新社

  • 『柳宗悦 美を生きた宗教哲学者』若松英輔【和書定価新本】

    ¥1,980

    民藝運動の創始者の生涯を美による魂の救済という視点から読み解く評伝。器や道具を愛し、「民藝」を立ち上げた前半生と、手仕事の生み出す美の向こうに開かれた祈りと思索の世界へと分け入った思想家としての後半生を、二部構成で描きます。 「美しさを概念で語ってはならない」という若松さんの言葉と、そこへ至る道筋は、とても大切なことをを教えてくれます。 『柳宗悦 美を生きた宗教哲学者』 若松英輔/NHK出版

  • 『フィールドワークのちから』奥野克巳【和書定価新本】

    ¥1,980

    「現場で人びとと過ごしながら観察する」という人類学の調査手法:フィールドワークは、いまではアートやビジネスの領域にも広がっています。その歴史や先人たちの実践、醍醐味をあらためてわかりやすくまとめてくれたのがこの本。マリノフスキ、ギアツ、インゴルドといった大家たちが何をやってきたのか、彼らの著書の読みどころも、この本が教えてくれます。 《「いまここ」を抜け出す人類学》という副題とカバーイラストが指し示すとおり、私たちに思考の枠組みの外側を気づかせてくれる、自由を感じる一冊です。 『フィールドワークのちから』 奥野克巳/亜紀書房

  • 『光る夏』鳥羽和久【和書定価新本】

    ¥1,980

    私塾を経営し、教育者として研究と執筆、実践を続ける鳥羽和久さんは、既存の制度や概念から子どもたちを見るのではなく、今、ここにいる子どもひとりひとりを観察し深く関わることを大切にしてきたと、これまでのご著書から感じます。 その鳥羽さんが、もう一つのライフワークとして続けてきた旅を初の小説として綴った一冊。インドネシア、キューバ、スリランカ、メキシコ、イタリアなど、各地の歴史や文化、政治への深い理解が重層的に織り込まれ、人々との出会いや心の交流が印象的に描かれます。 旅先で交わる人々やその集まりとしてのコミュニティや国々への想像力が、教育者としての鳥羽さんの姿勢と同じ情熱の表れとして感じられます。 【出版社による紹介文】 本書に綴られる断片的なストーリーは、読むたびに印象が変わる不思議な吸引力を持っている。一つ一つのエピソードが小さく沸騰しながら、時に結び付き、時に離れて、途切れない波紋のように読んでいる自分の心奥に広がり、揺れながら漂い続ける。──解説・石川直樹

 「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」 
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。 

"民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。"(あとがきより) 【目次】 ラヤンラヤンの風
 バリ島のゲストハウス
 ハバナのアルセニオス
 スリランカの教会に花束を 
受難のメキシコと今村
 オルセー美術館のサイ 
アッシジ、小鳥への説教
 白い崖に立つ兵士の幽霊 
その男メネラオス 
ハワイの神々の囁き
 世界でいちばん熱い夏、光る夏 『光る夏』 鳥羽和久/晶文社

  • 【サイン本『リトアニア、リトアニア、リトアニア!』在本彌生【和書定価新本】

    ¥5,500

    【サイン本をお届けします】 待ちに待った写真集が刊行されました。 旅の詩情を捉えた静謐な美しさをいつも表現してくれる写真家、在本彌生さんの10年ぶりの作品集です。 何度も通い続けているというリトアニアの自然や街並み、人々の暮らし、歴史や風習、映画や音楽を、彼の地の空気をそのまま静かに瓶詰めしたような、すこし風が流れてくるような印象の写真たちが1冊にまとまっています。 その静けさは、日常のあるときを捉えているようで、実はそこにある長い過去からの時間をすべて封じ込めているような、不思議な時間感覚(の消失)があります。 旅人の視点の先にある風景や人々は、親密さと遠さが同時にあるようで、旅の孤独と開放感の両方を帯びているようでも在ります。 リトアニア生まれの映像作家・詩人の巨匠ジョナス・メカスの表現する世界がお好きなら、この写真集もきっと好きになるはず。巻末には在本さんがそのメカスに捧げた文や彼の地の苦難の歴史を想うエッセイなどが収められています。 『TRANSIT』をはじめとした定期刊行物で印象的な写真をいつも届けてくれる写真家を、1冊にまとまった世界として手元に置いておける貴重な本だと思います。 『Lithuania,Lithuania,Lithuania!』 リトアニア、リトアニア、リトアニア! 在本彌生 (アノニマ・スタジオ刊) 出版社のウェブサイトで見る↓ https://www.anonima-studio.com/books/travel/lithuania/

  • 『7』トリスタン・ガルシア【和書定価新本】

    ¥5,280

    これこそまさに「鈍器」で殴られるような作品。束幅がある(本編503ページ、2段組)という物理的な意味よりも、この現実世界の奇妙さをそのまま捉え、その全体性を小説世界に描き出した思考の強靭さにおいて、重い一撃のような大作です。 この本は、6つの中編と、その6つが結びついていく7つ目の長編からなる小宇宙。若返りのドラッグを求めて郊外の工業都市へ向かう売人の物語。元ロックスターが不思議な楽器を手にいれることから始まる、ポップミュージックの起源をアメリカ中心史観を脱して捉えなおす新たな視点に気づかせてくれる物語。トップモデルと傷を負った男をめぐる現代版『美女と野獣』。1973年にプロレタリア革命が達成されたフランスというパラレルワールドに迷い込むSF。森の中で大いなる神秘に遭遇するUFO研究家の物語。完全なるフィルターバブルともいえるドームの中で思想を同じくするもの同士が生きる分断世界を管理する「原理監察官」の物語。そして、大量の鼻血を出し七度、前世の記憶を積み上げながら生まれ変わる少年の物語。 どこをとっても奇妙な物語だけど、芸術、哲学、社会、政治など現実に私たちを取り囲む思想的課題が緻密に織り込まれていて、私たちを本の中に力強く引き込みます。 著者はアラン・バディウ、カンタン・メイヤスーらに学んだ、現代思想の新時代の旗手ともいえる哲学者。まもなく法政大学出版局から邦訳が刊行される哲学書『<私たち>とは誰か 一人称複数の哲学』も待望されています。哲学者と作家、どちらにおいても、そのスケールの大きな仕事に注目が集まっています。 『7』 トリスタン・ガルシア 著/高橋啓 訳 河出書房新社

  • たんときれいに召し上がれ 美食文学精選【和書新本アウトレット】

    ¥1,595

    SOLD OUT

    【新本50%OFF】アウトレット・ブックスご紹介です。 『たんときれいに召し上がれ』(芸術新聞社) 2022に亡くなった故津原泰水さんが編者となって、明治から現代まで作家たちが書く美食の世界を集めたアンソロジーです。 36人の作品およそ500ページと、津原さんによる全作品の解題つきというボリュームで、定価の半額の1450円+税。文庫にはなっていません。 掲載作家は…… 金子國義 尾崎翠 開高健 澁澤龍彦 古川緑波 倉橋由美子 隆慶一郎 筒井康隆 山田風太郎 C.W.ニコル 谷崎潤一郎 伊藤計劃 夢野久作 芦原すなお 青木正児 上村一夫 村山槐多 南條竹則 北大路魯山人 太田忠司 三島由紀夫 清水義範 中井英夫 澁澤祐子 小林秀雄 色川武大 中島らも 内田百閒 石井好子 種村季弘 長沢節 津原泰水 森鴎外 森茉莉 夏目漱石 正岡子規 (掲載順) ※アウトレット品です。(古書ではなく)新品ですが、日焼けなどがわずかにあります。ご了承ください。

フラヌール書店

  • HOME
  • CATEGORY
    • NEW BOOKS
    • OUTLET BOOKS
    • ZINEs
  • ABOUT
  • CONTACT
Instagram
X
Line
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記

© フラヌール書店

Powered by

キーワードから探す

カテゴリから探す

  • NEW BOOKS
  • OUTLET BOOKS
  • ZINEs