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『little note』vol.1 【新本和書定価】
¥660
この小さな本『little note』は、目黒のカフェmy little happinessのオーナー大野実央さんの呼びかけで集まったメンバーが作りました。フラヌール書店の久禮も参加しています。 洋服店のlittle happinessとカフェmy little hapinessを営むご夫婦には、フラヌール書店の開業前からお世話になっています。出張本屋としてカフェスペースを即席で本屋にさせてもらっていました。 この『little note』、今回は5人が書きました。植物写真作家、誰もが名前を知っている大手電気会社のシンクタンク・アドバイザー、英語教員、イラストレーター、本屋と、よほどのことがなければ知り合えなかった多様なメンバーです。そんな他人同士が自然とつながるのはカフェという場に特有の力だと思います。そのつながりが冊子の形になった、そんな一冊です。 note 1 実はこころ 熊谷あずさ note 2 ドクターBのひとり言 廣崎膨太郎 note 3 日本語と、英語と、豊かさと まりぐら note 4 爽籟 オオノトモミ note 5 フラヌール書店より 久禮亮太 5人はある共通のテーマを持って、それぞれ好きなことを書きました。誰もテーマの文言そのものを明示してはいないのですが、お読みいただくとそれは立ち現れてくるんじゃないかと思います。 まずは40ページで小さなスタートですが、できれば季刊を目標に、続けていきたいと思います。 『little note』vol.1 A6判 40ページ
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『Hanako』大竹利絵子【新本和書定価】
¥5,500
SOLD OUT
素敵な彫刻作品集を仕入れました。 彫り跡を残し木肌の質感が温かい。でも少女、少年たちの佇まいは現実をちょっと離れた透徹した冷気のようなものあって、でもたまにユーモラスにも見える。そんな不思議で何度も自分の印象を確かめなおしたくなるゆらゆらとした魅力があるように思えます。とても好きになりました。おすすめです。 『Hanako』大竹利絵子/torch press 【出版社の紹介文より】 大竹は樟や檜、桂などを用い、彩色しない素木仕上げの木彫作品を制作してきました。少女や鳥、動物などを作品のモチーフとし、すっと立つ凜とした姿勢や、無表情ながらも深遠な強い眼差しは、まるで霊性をもつかのような神秘的な存在感を立ち表します。大竹作品の魅力は、その荒削りな木のなかに佇んでいる存在の繊細さにあります。いつかの、どこかの記憶のような夢のような人や鳥やシーンが、見る人のどこかにつながってその魅力が広がります。 本作品集では、最初期となる2006年から2022年の最新作まで、大竹の制作の変遷を辿ります。また初めて取り組んだ版画作品、これまで公開されてこなかったドローイング、そして制作過程が垣間見えるアトリエの風景をも散りばめながら、その創作の周縁を掘り下げます。木の硬質さとしなやかさに宿る幾多の生命は、生と死の間に浮かぶ曖昧な時間に漂いながらも、ずっとそこに佇んでいたかのような確かさを持ち合わせています。ディテールまでこだわった須山悠里による装丁、そして堀江敏幸、水沢勉によるテキストによって、その作品世界をさらに押し広げています。
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『作家の仕事部屋』【新本和書定価】
¥1,320
SOLD OUT
文章を書くという行為は、大作家たちにとっても一筋縄ではいかない、苦労を伴うものだったようです。 本書は、ロラン・バルト、ミシェル・レリス、パトリック・モディアノ、フランソワーズ・サガンなど25人のフランスを代表する作家、思想家たちが、それぞれの執筆スタイルや創作中の内心、文房具のこだわり、書斎の間取りのことなどを自由に語るインタビュー集。これだけの著名な知識人たちが名を連ねる一冊は稀かもしれません。 読んでいると、私たちも内なるクリエイティヴィティの小部屋への辿りつき方に気づけそうな気がしてきます。 『作家の仕事部屋』 ジャン=ルイ・ランビュエール編/岩崎力訳/中公文庫
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"My New Boots"フリップブック【新本洋書定価】
¥1,320
『おばけのこ』のテルヒ・エーケボムさんのフリップブック(ぱらぱらまんが)です。 ※『おばけのこ』はこちら↓ https://flaneur.base.ec/items/76607411 このフリップブック、小ぶりで淡い藍色の表紙がもうそれだけでかわいいんですが、おずおずとブーツを履いてみる子の動きがまたたまりません。 動いている様子を途中までtwitterでご紹介しています。ご覧ください↓ https://twitter.com/flaneur_books/status/1654337747249942530?s=20
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『デザインのアトリエ 活版印刷』【新本和書定価】
¥2,420
どんなにたくさんの文量のテキストでも手軽にデータで扱えるわたしたちの時代に、それでも活字を目と手で拾い集めて活版印刷をおこなう職人さんたちがいます。 何世紀にもわたって受け継がれ、洗練されてきた活版印刷による版面には、字体のひとつひとつ、にじみ、凹凸、余白など、立体的な造形の美しさと質感がありますよね。 クオリアを持った文字は、たんなる文章の伝達の域を超えた何かを読者に感じさせてくれます。 この絵本は、印刷職人さんが活版印刷の基本を教えてくれます。印刷以前の手書きの時代に始まって、活字の誕生からグーテンベルクの革命的印刷機への歴史をおさらいして、いざ工房へとガイド。とてもわかりやすい解説です。 4色刷りの版画がシンプル&モダンでとても素敵です。 『デザインのアトリエ 活版印刷』 ギャビー・バザン作、みつじまちこ訳/グラフィック社
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『本のある空間採集』【新本和書定価】
¥2,750
書店の売り場作りって、机上のイメージ通りになることはぜんぜんなくて、店舗の形状、什器のレイアウトといった書店地理学的な要素に規定される部分が大きくて、その次に、そのときに持ってる本で意味の群れを作る即興性や偶然性によるところが大きいなと、どんな他の書店に仕事をしに行っても私は思うんです。 とくに規格品の棚を使わない小さな本屋は、本棚の中身だけじゃなく棚そのものがブリコラージュの魅力に溢れていて、とても楽しいと皆さんも思われるのではないでしょうか。 この本には、全国のニューウェーブ個人書店の店舗や棚そのものが緻密にスケッチされ、採寸されています。ページをめくりながら、それぞれの条件下で工夫を凝らした棚(什器そのもの)を眺めていると、きっと棚の中身も面白いんだろうなと期待が高まります。 書店主というブリコルールたちの魅力が浮かび上がる素敵な本です。 『本のある空間採集』政木哲也/学芸出版社
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『サペレロマンティカ』"SAPERE ROMANTIKA"【新本和書定価】
¥1,980
SOLD OUT
英語と日本語で繰り返されるひとつの詩を行き来するうちに、二つの言語のあいだの曖昧な空間に二つの光源から照らされて見える立体的な像があるような、そんな詩集です。 そして、この本は表紙のザラザラをさわる感じがたまらない気持ちよさです。 ***以下、出版元の紹介文を引用します*** 高田怜央は、翻訳者として映画、CMなどの翻訳に携わりながら、近年では詩作をはじめエッセイなどの執筆活動も行なってきました。本書は、そのような活動を行なう著者の第一詩集になります。 高田は詩作にあたり、英語の詩作と日本語訳の双方を手がけています。造本においてもそのようなスタイルを踏まえて、英語と日本語がページ毎に交互に現れる仕様を取り入れています。 "SAPERE ROMANTIKA" Leo Elizabeth Takada 『サペレロマンティカ』 著者: 高田怜央 編集: 岡田翔 寄稿: 来馬哲平、横田祐美子 翻訳: 高田怜央 デザイン: 相島大地 協力: 永井玲衣、山本浩貴 発行人: 岡田翔 発行: paper company サイズ: 173x105 mm ページ数: 72p 言語: 英・日 発行日: 2023年8月1日(予定) 仕様: セミハードカバー、オフセット印刷
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『対訳 厄除け詩集』【新本和書定価】
¥1,650
SOLD OUT
唐突に「けふ顎のはづれた人を見た」と書き出すかと思えば、加藤清正公が「ああ脱糞したい」と独白する戯曲を朗読する友人の声を長年忘れられないと言い出す。石を投げ込むなと立て札のある池に石を投げ込む。 日常にひそむユーモラスな瞬間や漂う哀愁をなんと見事に捕まえることだろうと感じる詩集です。鱒二自身の詩と、鱒二が和訳した漢詩。それらを英語対訳で読めます。 英訳を担う二人はこれまで谷川俊太郎の翻訳を数多く手掛けてきたことで知られます。 さっと気分を変えたいときに手元に詩集があるのは助かります。ニヤッとしたいときには、この一冊でいかがでしょう。 『対訳 厄除け詩集』 井伏鱒二/ウィリアム・I・エリオット、西原克政訳/田畑書店
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『おばけのこ』【新本和書定価】
¥3,520
小さな赤ちゃん靴を大切にクローゼットに仕舞って一人暮らしをはじめた女性と、小さな幽霊。二人は徐々に心を通わせながら、一緒に大きなさまよう幽霊を闇から光のほうへと導きます。無心に何かにつくすことで、ゆっくりと心が回復していく。主人公の内心の静かな流れが切なく、また温かく感じられます。 一冊を通じて落ち着きのある藍色一色の濃淡だけで表現された、ページをめくって眺めることが瞑想のようなグラフィック・ノベルです。 『おばけのこ』 テルヒ・エーケボム 著 稲垣美晴 訳 求龍堂 刊 ISBN: 978-4-7630-2308-7 【関連アイテム】 テルヒ・エーケボムさんのフリップ・ブック(パラパラまんが) "My New Boots" https://flaneur.base.ec/items/77682085
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『オープン・シティ』【新本和書定価】
¥2,090
SOLD OUT
仕事を終え、電車には乗らず帰り着く時間を気にせず歩いてみる。そんなちょっとしたそぞろ歩きが、決まりきった日常から私たちを引き剥がしてくれる小さな旅になるかもしれない。この小説はそんなふうに思わせてくれます。 本書の主人公、精神科医のジュリアスは、しばしば夕暮れからマンハッタンをさまよい歩きます。目に入るたくさんの見知らぬ人たち、聞こえてくる会話や街の音、音楽は、彼の記憶と感情、思考の蓋を次々と開けます。都会に生きることの孤独とささやかな人間関係の救い、アメリカに生きる彼自身を含む黒人の過去と現在、都市の歴史、芸術の崇高さ。 歩きながら巡らす彼の思索は、時と場所を超えて自由に広がり、しかし目と耳と足で捉えた”今ここ”と強く結ばれています。日常を深い内省の旅に変えて見せてくれる一冊です。 『オープン・シティ』 テジュ・コール 著 小磯洋光 訳 新潮社 クレストブックス ISBN: 978-4-10-590138-7
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『アジア「窓」紀行』【新本和書定価】
¥2,420
「窓」に魅せられて上海からエルサレムまでアジア大陸を横断した建築学生が綴った旅の記録。 日常生活の場である家屋の内と外をつなぐ窓を丹念に調べ、土地土地の気候風土と人の暮らしの関係、人々が住まいに託す思いなど、多くのことを窓から読み解いていきます。 「家を見せてほしい」。著者のその一言から、現地の人々との思わぬ交流が広がる様子に心温まります。私たちも、窓でなくてもいい、何か物差しを持って旅をしてみたいと思わせてくれます。 『アジア「窓」紀行』 田熊隆樹 著・写真 草思社 本体2,200円+税10% ISBN:9784794226129
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『AGEHA』杉本さなえ作品集【新本和書定価】
¥6,050
イラストレーター杉本さなえさんの作品集。昨秋に刊行されていたのですが、このたび当店でも仕入れて実物に触れることができました。とても素敵です。 墨の黒と朱の2色で描かれる少女や馬、蝶、草花は静謐さと奥行きのある寓話的な世界を感じさせてくれ、絵に添えられた題名がさらに物語の続きを想像させてくれます。 『AGEHA』 杉本さなえ 果林社 ISBN:978-4-910735-00-9 本体6,500円+税10%
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『歩き旅の愉しみ』【和書定価新本】
¥2,200
「歩き旅は空間を味わう経験であると同時に、時間を味わう経験でもある。緩やかさを称え、のんびり歩くのを楽しむことだ。」 フランスの社会学・人類学の研究者が、さまざまな民俗から現代文学までを引きながら、歩くことの効用や喜びを心身の両面から考えたエッセイ。 フランス語には「移動する」を意味する言葉がとてもたくさんあるのだそうです。なかでも「フラヌール」(ぶらぶらと歩きながら考える)は、とても豊かな散歩の時間を思わせて、私も大好きです。 きっと皆さんもこの本を読んだらどこかへ歩き出したくな流のではないでしょうか。 『歩き旅の愉しみ』 (ダヴィッド・ル・ブルトン著/ 広野和美訳/草思社)