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  • 『ビーマイベイビー Mitsuo Shindo Retrospective』【新本アウトレット】

    ¥1,760

    【これが半額でいいのか?!アウトレット・シリーズ】 松任谷由美、サザンオールスターズ、ピチカートファイブ、フリッパーズ、コーネリアス、カヒミ・カリィ、SMAP、MISIA、宇多田ヒカル、Mr.Children、トライセラ、ブランキー、エレカシ……80年代から10年代後までの日本のロックとポップスを見わたしたとき、アート・ディレクター信藤三雄がどれほど多くの音楽家たちのヴィジュアルを作り上げたのか、その仕事の大きさに驚きます。 この本は2018年に世田谷文学館で行われた展示「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」の公式図録として作られたもの。数えきれないほどのジャケット・ワークとポスター、信藤本人をはじめリリー・フランキーや横山剣らのインタビューを収録して、300ページを超える充実した内容です。 もちろん新本で、古書ではありません。 問屋さんの在庫はすでに払底しておりましたので、この価格で買える機会は今だけかもしれません。 『ビーマイベイビー Mitsuo Shindo Retrospective』 信藤三雄/平凡社

  • 『先生の庭』いしいしんじ【和書定価新本】

    ¥1,650

    SOLD OUT

    「うつわ小説」シリーズは、鎌倉にあるギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」のプロデュースでいしいしんじさんが書き下ろす作品。四作目まで刊行が予定されています。 出版社 港の人 HPより ふとしたきっかけから茶道の世界に出会った主人公、亜美。初めてお茶碗を手にする亜美に先生は優しく語りかけ、お茶の深い世界へと導かれていきます。思いがけないできごと、思いがけない出会いをきっかけに、時を超えた人生の不思議に出会っていく姿が描かれる、力強いストーリー。 『先生の庭』 「うつわ小説」その3 いしいしんじ著 「うつわ小説」シリーズ その1 『からっぽの光』 https://flaneur.base.ec/items/107843551 その2 『皿をまわす』 https://flaneur.base.ec/items/107844000

  • 『皿をまわす』いしいしんじ【和書定価新本】

    ¥1,650

    「うつわ小説」シリーズは、鎌倉にあるギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」のプロデュースでいしいしんじさんが書き下ろす作品。四作目まで刊行が予定されています。 出版社 港の人 HPより https://www.minatonohito.jp/book/448/ 鎌倉のうつわギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」プロデュースによる「うつわ小説」シリーズの第二作。 DJとうつわ作家の不思議な出会い。レコードプレーヤーのターンテーブルと轆轤(ろくろ)にそれぞれ向き合い、ほんとうに大切なことから目をそらさずに、それぞれの世界を生きてきたふたりが「皿」を通して交錯する奇跡を描く。 「一度うまれたろ、それが大事なんだよ。うつわってものは、いつか、必ずこわれる。けど、まずうまれなきゃ、なんにもはじまらない」(本書より) 小説の内容に合わせ、紙製レコードケース入り。 『皿をまわす』 「うつわ小説」 その2 いしいしんじ 著 「うつわ小説」シリーズ その1 『からっぽの光』 https://flaneur.base.ec/items/107843551 その3 『先生の庭』 https://flaneur.base.ec/items/107844630

  • 『からっぽの光』いしいしんじ【和書定価新本】

    ¥1,650

    「うつわ小説」シリーズは、鎌倉にあるギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」のプロデュースでいしいしんじさんが書き下ろす作品。四作目まで刊行が予定されています。 出版社 港の人 HPより https://www.minatonohito.jp/book/442/ 牧野マキ先輩がアンデス高原に行く1年間、留守を預かることになったアユコ。植物や食器とともに先輩のマンションに住み、押しかけてきた弟のソウとの暮らしが始まる。日常の何気ない景色を描きながら、私たちを取り巻くさまざまなうつわと、そこに注がれ、あふれる光や音の姿を描き、私たちの生の輪郭を照らし出す……「うつわ」をモチーフに、読む者を根源的な場所へと誘う力強い物語。 『からっぽの光』 「うつわ小説」 その1 いしいしんじ 著 ※装丁は本を大きな紙で包みシールどめしてあり、外側の紙は青色とベージュ色の2種類があります。色はお選びいただけません。ご了承ください。 「うつわ小説」シリーズ その1 『からっぽの光』 https://flaneur.base.ec/items/107843551 その3 『先生の庭』 https://flaneur.base.ec/items/107844630

  • ※サイン本/ポストカード&栞つき『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』【和書定価新本】

    ¥2,420

    「だって、冬に日本からここまで来るの、めちゃくちゃ大変なんだよ……。冬のスピティに、何があるのさ?」 「雪豹だよ!お前、写真家なんだろ?雪豹の写真を、撮りたいとは思わないのか?」 雪に覆われた標高4000メートルを超えるヒマラヤを生き抜く幻の雪豹やアイベックスと呼ばれる山羊たち。麓の村で生活する人々の衣食住や信仰。冬季にはそこに辿り着くだけでも5日はかかるというスピティの日常が、写真家・作家の山本高樹さんによる数多くの美しいカラー写真と文章で伝わってきます。 雪豹は全世界に7~8000頭ほどしか残っていないという絶滅危惧種。険しい山岳地帯に棲む「幻の動物」とも呼ばれているとか。 スピティは、インド北部ヒマーチャル・プラデーシュ州の北東部、中国と接するあたり。チベットとラダックの間に位置する地域で、チベット仏教を信仰するスピティ人が1000年以上にわたって農耕と牧畜をいとなみながら暮らしているそうです。 山本さんは20年近くヒマラヤ一帯にたびたび訪れ、チベット文化を取材してきました。その記録は『ラダック旅遊大全』や『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で読むことができます。 本書『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』は、これまで描いてきたヒマラヤの美しく厳しい自然とそこに暮らす人々との交流に加えて、生き物たちの生態を捉えることも成功した貴重な内容。たいへんな労作と言えるのではないでしょうか。 シルバーに輝く装丁も美しく、手元に置いておきたくなる一冊です。 【サイン本/雪豹のポストカード&栞もついています】 『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』文・写真 山本高樹(雷鳥社)

  • 『宇宙の果てには売店がある』【和書定価新本】

    ¥1,980

    「光速でパンを買ってきたので、不良達は年をとり、もう落ち着いていた。」 「実家の壁に時空の穴があるが、普段は地元の信用金庫のカレンダーを貼って隠している。」 こんな小さな本の中に、懐かしくて温かい宇宙時代の日常が封じ込められています。どのページを開いても、生活のひとコマから世界が立ち上がります。せきしろさんといえば、情景や妄想を哀愁と可笑しみのある自由律俳句の短い言葉に結晶させる名人。この本にもその魅力が詰まっています。 劇団ヨーロッパ企画代表の上田誠さんが帯に寄せた言葉、「郷愁とセンスオブワンダーと卓抜な笑い」がこの本の魅力を端的に表しています。 文庫本よりも小さい愛らしいこの本を持ち歩けば、ちょっとした隙間時間でも意識が宇宙に飛ぶのではないかと思います。 『宇宙の果てには売店がある 生活感のあるSF掌編集』 せきしろ/シカク出版

  • 『Letter』【和書定価新本】

    ¥3,300

    ボルドー色のクロス装に金の箔押し、小口は天金で、手に収まりのいい小ぶりな上製本。一見して素敵なこの本は、ミナペルホネン・皆川明が日々の言葉を綴った一冊です。 日常の中から素朴で普遍的な美しさを取り出して見せ、長く愛されるファッション&インテリア・プロダクトを数多く生み出した彼は、日々どんなことを感じ、思いつき、言葉に残したのでしょう。 「デザインという実体として残る事とLetterという想いの言葉の関係が互いに響き合いながら私の生きる支えとなっていることを深く感謝しています。」 彼がLetterと名付けたこのテキストは、ウェブストアから発送する服に添えた1枚の紙に記されていたもの。2011年から2018年まで毎週1回書き続けてきたものがこの本になりました。顧客への手紙のような日記のような詩のような言葉。生まれたばかりの曖昧なイメージや記憶を捉えようとした、彼の創造の井戸へ潜って掬い出そうとした、一瞬で消え去ってしまいそうな生活の手触りを書き留めようとした、そんな彼の日々の意識の動きを私たちも感じることができます。 『Letter』皆川明/つるとはな 【出版社のウェブサイトより】 https://www.tsuru-hana.co.jp/books/letter/ ミナ ペルホネンのウェブサイトで人気のページ「Letter」は、オンラインでの服の販売とともに2011年から始まった。皆川明の手書きの詩と写真を、週替わりで用意し、一枚の紙に印刷して、品物に同封するささやかな試み。ウェブサイトでの連載も同時にスタートした。 「Letter」は、文字通り皆川明からの短い手紙のようであり、詩のようであり、呟きのようでもある。服をつくる気持ちの底のほうにあるこれらの言葉は、わたしたちが暮らすこと、生きてゆくことの惑いを、静かに整えてくれる。 「Letter」は読む者のこころに触れる親密な言葉の集まりだ。どこを開いて読んでもかまわない。くり返し手が伸び、任意のページに惹きつけられる、こころの辞書。くり返し手が伸びるのは、装幀の手触りにも理由がある。 装幀はサイトヲヒデユキが担当。ミナ ペルホネンの印刷物を手がけ、2019年、ニューヨークの老舗リッツォーリが刊行したミナ ペルホネンの本『ripples』のアートディレクションも手がけた。本書『Letter』の装幀は、「クロス装、箔押し、天金、角丸、スピンつき」。刺繍やベルベット、レースなど、忘れられつつあった素材や手法を甦らせるミナ ペルホネンの服のように、本書は古き良き装幀の素材、手法を採用した、特別な仕上がりになっている。

  • 『the screw』【和書定価新本】

    ¥8,580

    物が作り出されることの根源的な力強さや労働の苛烈さ、束の間の安らぎ。さまざまなものが凝縮された迫力のある写真集です。 バングラデシュで船舶の大きなスクリューを鋳造する工場。使い古された坩堝で鉄を鋳型に流し込む彼らは素手、素足。大人もいれば子どももいます。 煤や砂鉄にまみれ火傷を負いながらも働く形相と晴々とした笑顔、作業場の混沌と美しく成形されて輝くスクリュー。いくつもの対比に心を奪われます。 薄暗い作業場で溶鉱に人々が赤々と照らされるシーンからページをめくると、巨大な船舶とスクリューと突き抜ける青空のスケールに圧倒される。そのドラマチックな展開に驚きと開放感があります。モノクロなのに(だからこそ)、色彩豊かな世界が描かれているように感じます。 巻末には作家のいしいしんじさんが短編小説を寄稿しています。 この作品を撮った写真家、吉田亮人さん自身がもう一人の写真家と二人で立ち上げた出版社three booksから刊行。 装丁は矢作多聞さんで、表紙には一冊ずつリソグラフで印刷した写真が貼られ、タイトルがスタンプされています。 『the screw』吉田亮人/three books 出版社のウェブサイト https://threebooks-publishing.com/thescrew-akihitoyoshida

  • 『建築のはじまり』【和書定価新本】

    ¥3,520

    「心の眼で世界の流れに身を浸すと、その風景と自分の境界線は静かに溶けて、思いもよらぬ新たな意味が後から訪れる。というのも、手で考えるスケッチは、眼で見た新鮮なイメージを自分の心を経由して、手で紙の上に再現しようとする創造的行為であり、インプットとアウトプットが同居した複雑な営みであるからだ。」 建築家の光嶋裕介さんが20代でベルリンに働いていたころに始めて以来、17年間続けているスケッチ。横長で黒革の小ぶりなモレスキンのスケッチブックで6冊分もあります。それをすべてカラーで時代順に収録したのがこの本です。国内外の様々な場所に旅をして、行く先々の建築や自然の風景を描いています。 こうして手で描いた風景は自分だけの「地図」になり、その地図のどこかに「建築のはじまり」が埋まっている。光嶋さんはそう書きます。スケッチによってこの世界の見方、あるいは自分にとっての「環世界」を獲得し、そこから光嶋さんの建築の構想は生まれてきた。その軌跡を私たちも垣間見ることができます。 過去のスケッチに対して、現在の光嶋さんがエッセイを寄せています。時を経てスケッチから記憶を呼び覚まし言葉を紡ぐ過程は「学び直し」であったといいます。 光嶋さんの描く線と色を堪能するアートブックとしてはもちろん、建築家が世界を捉えるフレームを学ぶテキスト、私たち自身もスケッチを始める手引きとして、幾通りにも楽しめる一冊です。 【出版社のHPより】 17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。 それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。 サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、 キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。 熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。 175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。 スケッチすることに正解も、間違いもない。 ただ、楽しいから描いているのであって、学び続ける喜びのために、描き続けていることだけは、たしかである。 スケッチ(手)と言葉(頭)の往来(翻訳)を続けていると、自分の世界に対するまなざしがしばしば変容し、 世界に対する認識も少しずつクリアになっていく。 自分の世界の見方が鍛えられると、自分で世界は変えられると思えてくる。 だから、建築のはじまりを巡る旅も、スケッチも、まだまだ終わらない。 また新しい自分に出会うために、あの予兆に満たされた幸せな時間をはじまりに、 今日もモレスキンとペンと木箱の絵の具セットを持って、僕は旅を描く。(「はじめに」より) https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284652 『建築のはじまり 光嶋裕介の旅とスケッチ 2007~2024』 光嶋裕介/左右社

  • 『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』【新本和書定価】

    ¥2,970

     本当に魅力的な写真集であり、旅の記録です。  人間の消え去った「ロストワールド」で労役から解き放たれて暮らす馬たち。その馬たちも老いて、一頭、また一頭と消えつつある。人の手を離れて力強く繁茂する草木と、滅びゆく儚げな馬の群れが、幻想的な霧に包まれている。とても現実とは思えない幽玄な光景を捉えた写真の数々に心を奪われます。  北海道根室沖にあるユルリ島は、高度成長期には漁業で栄えながら、現在は人々が去り、貴重な海鳥の保護区として立入禁止の島に。かつて使役された馬たちの子孫が今は小さな群れで暮らします。群れは種馬を持たず、残された馬たちはもう増えることはない。その死にゆく存在を10年以上に渡って写真家の岡田敦は撮り続け、かつての島を知る人々、馬に関わる人々の言葉を丹念に聞き、書き残しました。  神々しい馬たちの写真と、道東の自然と格闘して昭和を生きてきた人々の生活史が重なりあい、「墓碑銘」を意味する書名に一層の重みを感じます。  白馬の眼差しを捉えたカバーも美しいですが、これを取り去ったクロス装も姿も美しく、どちらの姿で本棚に入れるか迷います。 『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』岡田敦/インプレス  2018年、島に暮らす馬たちの存続のため、3頭の仔馬が群れに加えられたとのこと。馬たちのこれからが気になります。

  • 『簡素な生き方』【和書新本定価】

    ¥1,540

    「自分が持っているものに対する満足感は、持っていないものへの執着によって驚くほどかき乱されます。」 多様性の時代と言われる昨今、非常に多くの情報が毎日溢れていて、無意識のうちに関心は自分ではないところへ向いている時間が増えているように感じます。 生き方における『本質』は何なのか、何を心に留めて生きていくのか。 改めて自分の根底にある本当の気持ちと向き合える機会をくれた1冊だと感じました。 120年前も今も、人生において重要なことはシンプルで変わらないもの。 でも、変わりゆく時代の中でその重要なことを忘れてしまうことがある。 大切にしていきたいことを見失わないよう、また時間が経ってからも読み直したいと思いました。 以下、出版社の紹介ページより引用 100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは?今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。 100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。 心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは? 今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。 フランス・シンプル思考の源流。 ○簡素の精神 簡素の本質とは、質素な服、住まい、ほどほどの暮らし、貧乏を指すのではない。 簡素な生活とはシンプルな暮らしではなく、あるがままの自分でいること。 人間の理想は、生活を生活そのものより偉大な宝物に変えること。 ○簡素な言葉 新聞をうのみにするな。記者は相食む蛇であり、仲間内で競争をしている。 事実ではなく利益になることを言う人の、単純化された話を信じてはいけない。 美しい言葉は着飾った奉公人のようなもので、奉公人本来の役目を果たさない。 ○簡素な義務 偉業に挑んで失敗した時ではなく、単純な義務を怠けたとき、人は魂を失う。 破産して「何一つ失うものはない」というときは、手元に残った破片を拾うこと。 窓ガラスが割れた時、犯人が見つかるまで割れたままにしておくのは愚かなこと。 ○簡素な楽しみ 戦場で一瞬、歌を口ずさむ兵士がいるように、困難のさなかにも喜びは見つかる。 喜劇を見て評論する知識人より、大笑いする庶民のほうが、楽しむことの達人。 悲しむ人に合わせて悲しい顔を作るより、その人が一粒の楽しみを見つける手伝いをせよ。 ・・・このほか、思想、欲求、ビジネス、人間関係、家庭、センスについて、いかに簡素であるべきかを提示。 *** 本書は著者が結婚式でしたスピーチがもととなっている。話に感動した列席者が出版社に勤めており、書籍化を提案。半年後にフランスで刊行された。 ルーズベルト大統領が「私たちが心に銘記すべきことをこれほど多く含んでいる書物は、私の知る限り他にはない」と絶賛したことでアメリカで100万部を超え、ヨーロッパでもさらに広く読まれた。 引用元ページ https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189944 『簡素な生き方』 シャルル・ヴァグネル著 山本和子訳 講談社 ISBN:978-4-06-220213-8

  • 『訳者あとがき選集』(サイン本)【和書新本定価】

    ¥1,540

    翻訳家の越前敏弥さんが、軽出版レーベル「HHブックス」を始められました。 その第一作が、この『訳者あとがき選集』です。 過去およそ25年間の訳業のなかから選び出した21作品のあとがきに、それぞれ最新の加筆と、「あとがきのあとがき」が加えられています。 読みたい作品が見つかるガイドとしても、小説家たちにまつわるエピソードや翻訳小説出版の裏話が散りばめられたエッセイとしても楽しい一冊です。 今ならサイン付きでご用意しています。 越前敏弥さんのnoteより、本作の紹介 ……軽出版(個人出版)の形で『訳者あとがき選集』(HHブックス)を刊行します。HHは翻訳百景の略で、今後はおもに翻訳の技術や周辺事情などに関する本、さらにはこの枠で刊行できる翻訳書などを無理のないペースで出していきたいと考えています。
『訳者あとがき選集』にあとがきを収録している21作品のタイトルは以下のとおりです。 はじめに
 この本では、わたしが文芸翻訳の仕事をはじめてから現在までに書いた「訳者あとがき」のうち、計21作品のものを選び、刊行順に並べた。選出にあたっては、ひとりの作家について1作品を原則とし、ジャンルや作品のタイプがなるべく異なるものを集めることを心がけた。それぞれのあとがきの末尾には、その作品や作者にまつわる後日談やちょっとした裏話などを追記している。
 それぞれが独立した内容なので、順番に読む必要はないが、時代順にながめていくと、文芸翻訳者の仕事や日常、さらには、ひょっとしたらこの四半世紀の翻訳出版の歴史の一端が見えてくるかもしれない。 【あとがき収録作品】(刊行順)
『デッドエンド』 『飛蝗の農場』 『ボーイ・スティル・ミッシング』 『天使と悪魔』 『父さんが言いたかったこと』 『さよなら、コンスタンス』 『ダ・ヴィンチのひみつをさぐれ!』 『SIX‐WORDS たった6語の物語』 『夜の真義を』 『レーン最後の事件』 『解錠師』 『シートン動物記 オオカミ王ロボほか』 『世界文学大図鑑』 『ダイアローグ』 『大統領失踪』 『おやすみの歌が消えて』 『クリスマス・キャロル』 『天使と嘘』 『ロンドン・アイの謎』 『オリンピア』 『老人と海』 https://note.com/t_echizen/n/nf4770da1f879

  • 『翻訳百景ふたたび』(サイン本)【和書新本定価】

    ¥1,540

    翻訳家の越前敏弥さんがご自身で手がける《軽出版》レーベル、HHブックスの二作目となる『翻訳百景ふたたび』をご紹介します。 『ダ・ヴィンチ・コード』をはじめとしたダン・ブラウンの作品、エラリー・クイーン、ハミルトンの『解錠師』といったミステリから、ディケンズ『クリスマス・キャロル』、ヘミングウェイ『老人と海』といったクラシックス、新しい作品ではデニス・ボック『オリンピア』など、幅広い小説に携わる翻訳家の越前敏弥さん。 この『翻訳百景ふたたび』は、対談、訳業を回想するエッセイ、読書会開催レポートと、バリエーション豊かな構成となっています。 対談では、ダン・ブラウンの一連の作品を担当したKADOKAWAの編集者(当時)と越前さんが興味深い裏話をたくさん披露します。版権獲得競争、翻訳のテクニック、同時期にブレイクした「ハリー・ポッター」シリーズへの思いなど。どれも興味深いエピソードです。 21ものエラリー・クイーン作品の新訳という大仕事を回想する章を読むと、名作の数々をあらためて読み直したくなります。 越前さんが全国を巡って精力的に続ける読書会をレポートする章では、本当にさまざまな読者の方々のリアルな姿を垣間見ることができます。 ミステリー、海外小説の読者の方々、翻訳家を目指す方々、翻訳出版に関心がある方々など、さまざまな方に気軽に面白く読んでいただける一冊です。 『翻訳百景ふたたび』(越前敏弥/HHブックス) ※HHブックス第一作の『訳者あとがき選集』もぜひ併せてご覧ください。 https://flaneur.base.ec/items/95121024 ■本書より引用 ―――― はじめに  この本は『翻訳百景』(角川新書、二〇一六年二月刊)の続編にあたるが、前著を飛ばしていきなりこちらを読んでもなんの問題もない。また、四つの章のどれから読んでもかまわない。ダン・ブラウン、エラリー・クイーン、読書会、文芸翻訳などのキーワードを手がかりに、いちばん興味を掻き立てられる章から読んでもらえばいいと思う。  関連する内容のファイル、画像、動画などについては、ダウンロードや視聴のためのリンクとQRコードを各項の終わりに掲載したので、それぞれの関心に応じて、付録として楽しんでもらいたい。 目次 はじめに 第一章 その後のダン・ブラウン翻訳秘話   『インフェルノ』文庫版&『翻訳百景』刊行記念公開対談   『オリジン』とダン・ブラウン来日   次作はまだ? 第二章 エラリー・クイーンは永久に不滅です   怒濤の十六作   苦闘の五作   エラリー・クイーン長編作品リスト 第三章 読書会トラベラーの軌跡   全国翻訳ミステリー読書会の思い出   オンラインに変わっても 第四章 語学・翻訳・学ぶこと   文芸翻訳の基本と実践   翻訳出版の企画を立てるには   シリーズ存続のために   英語と日本語のはざまで 翻訳で深める英文理解   知は力なり   「場を作る」ということ あとがき 初出一覧 著者プロフィール 越前敏弥(えちぜん・としや) 文芸翻訳者。全国読書会トラベラー。訳書『オリンピア』『ターングラス』『ロンドン・アイの謎』『老人と海』『クリスマス・キャロル』『Yの悲劇』『ダ・ヴィンチ・コード』など。著書『文芸翻訳教室』『翻訳百景』『名作ミステリで学ぶ英文読解』『いっしょに翻訳してみない?』『日本人なら必ず誤訳する英文』など。

  • 『おばけのこ』【新本和書定価】

    ¥3,520

     小さな赤ちゃん靴を大切にクローゼットに仕舞って一人暮らしをはじめた女性と、小さな幽霊。二人は徐々に心を通わせながら、一緒に大きなさまよう幽霊を闇から光のほうへと導きます。無心に何かにつくすことで、ゆっくりと心が回復していく。主人公の内心の静かな流れが切なく、また温かく感じられます。  一冊を通じて落ち着きのある藍色一色の濃淡だけで表現された、ページをめくって眺めることが瞑想のようなグラフィック・ノベルです。 『おばけのこ』 テルヒ・エーケボム 著 稲垣美晴 訳 求龍堂 刊 ISBN: 978-4-7630-2308-7 【関連アイテム】 テルヒ・エーケボムさんのフリップ・ブック(パラパラまんが) "My New Boots" https://flaneur.base.ec/items/77682085  

  • 『Mo Story 子猫のモー』【和書新本定価】

    ¥2,750

    手のひらに収まるすべてが愛らしいとしか言いようがない、とてもおすすめの絵本です。 不思議な光を追って、家族が寝静まった家を飛び出してしまった子猫のモー。 そのあどけない好奇心も、モーを助ける森の動物たちの気の良さも、彼らのすべての表情もしぐさも朴訥さも、すべてが愛らしいんです。 小ぶりで広げた手のひらほどのハードカバーというのが、また愛らしいんです。 【出版社HPより】 ある眠れない夜、子猫のモーは窓の外に見つけた”笑っている光”を追って、森へ冒険にでかけます。モーは森で出会った気さくで楽しい動物たちから、旅に出る前の準備や、初めて会う人への挨拶の仕方、気持ちを共有する方法など、さまざまな知恵を学びます。しかし、同時に動物たちは皆、森に住む恐ろしいクマに気をつけろと警告するのでした。モーはクマに出会わずに、”笑っている光”を見つけることができるでしょうか? 韓国在住の人気イラストレーター、チェ・ヨンジュが描く子猫のモーの冒険が待望の日本語化! 日本語翻訳は『大家さんと僕』などの心あたたまる漫画作品も手掛ける、芸人・漫画家のカラテカ矢部太郎が担当しました。 新たな挑戦や出会いを前に一歩を踏み出す勇気をもらえる、子どもも大人も楽しめる絵本です。 http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=34137 『Mo Story 子猫のモー』 チェ・ヨンジュ Yeonju Choi 作・絵 矢部太郎 訳 玄光社 刊

  • 『ひつじ旅 落語家欧州紀行』【和書定価新本】

    ¥1,980

    「パリに行く気はあるか」 「本当に行く気があるなら、一緒に行こう」 ある日本舞踊家は、ヨーロッパ公演に帯同して落語をやってもらえないかと、春風亭昇羊さんを誘います。 昇羊さんが往復30万の航空券を購入した矢先、ヨーロッパ公演は白紙に。せっかくだからひとり旅とするかと思っていたら、あれよあれよと落語の単独公演、しかも欧州3カ国、5公演が決まってしまいます。 オーストリア、ドイツ、ベルギーと、どこへ行っても和装で街を闊歩する昇羊さんに、彼の地の人々は興味津々。昇羊さんといえば飄々としていて、気負わずみんなと打ち解けていきます。 落語の話はほとんどといっていいほど出てこず、ひとりの誠実でユーモアのある若者の目を通してヨーロッパの日常とそこで出会った人々との素朴なやりとりが心地よい紀行文です。 フラヌール書店の在庫はすべてご署名と落款入りです。 『ひつじ旅 落語家欧州紀行』 春風亭昇羊/虹色社

  • 『無用的芸術 フクモ陶器』【和書定価新本】

    ¥3,080

    「繊細な絵付け、高度な技術や色づかいは名高い産地のものを彷彿とさせるし、複雑な装飾は美しい……が邪魔なことこの上ない。つまるところどれも全く実用に適さないのである。にもかかわらず、我々の心をとらえて離さない。」 「古来より日本各地でひっそりと作られてきた」といわれる伝統陶器、フクモ陶器を網羅的に紹介する初の研究書が刊行されました! フクモ陶器の研究をライフワークとしてきた福本歩さんによる分類と解説、美しい図版の数々で、謎に包まれてきたフクモ陶器の全容をわたしたちも知ることができます。 フクモ陶器の真髄はその圧倒的な「無用性」。通過させるだけの「門レンゲ」、飲んだらすぐ出る「茶碗アニマル」、幽体が連続離脱する「幽体幽体離脱像」、人類の征服欲を満たす「世界征服植木鉢」、カレーを作ったのにご飯を炊き忘れたときに役立つと見せてむしろ無用性が際立つ「ごはん付きカレー皿」など、技巧と精神性が高度に結びついた作品の数々が紹介されています。 「無用之用」と諧謔がキュートにマリアージュした世界を丸ごとお手元に置いておけるお得な一冊です。 『無用的芸術 フクモ陶器』(福本歩/大福書林) フクモ陶器のHPはこちら https://www.fukumotouki.com

  • 文藝創作誌『Witchenkare(ウィッチンケア)』Vol.15【和書定価新本】

    ¥2,200

    ほぼ年1回刊行のペースで続いている文藝創作誌『Witchenkare(ウィッチンケア)』のVol.15が今年も出ました。 今号も47人のメンバーが書き下ろし作品を寄せています。本誌のテーマは「書き手にとって、小誌はつねに新しい創作のきっかけとなる「試し」の場。多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」を1冊の本に」というもの。小説、エッセイ、批評、インタビューなど、スタイルも多様です。店主の久禮も前々号、前号に続いて「フラヌール書店二年目の日々」を書きました。 目次をご紹介します。きっと皆さんも気になる書き手がいるはず。ぜひチェックしてみてください。 綿野恵太/ロジスティクス・ディストピア 藤森陽子/だいたい蒸籠で蒸すといい 渡辺祐真/無益評論家として生きていく 木俣冬/イケメンという言葉の黄昏に カツセマサヒコ/宙を跳ぶ 関野らん/死者の尊厳 木村重樹/『いなくなっていない親友』のこと 山本アマネ/いつも読書の途中 鶴見済/推す気持ちがわかっていない 武塙麻衣子/ひょうすべ 加藤一陽/俺のヰタ・セクスアリス 朝井麻由美/エモーショナル・ドリーム 中野純/男性の乳首には隠す価値がある 早乙女ぐりこ/蜘蛛と鬼ババ 武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー 内山結愛/散歩、あるいはスーパーマーケットとTwitter 佐々木敦/おそらく実現されることはないであろうわたくしの夢のひとり出版社の、もしも実現したとしてもおそらく実現できることはないであろう、夢の刊行予定リスト オルタナ旧市街/氷を踏む 清水伸宏/給水塔 もしくは、ヒマジン・オール・ザ・ピープル 絶対に終電を逃さない女/ちょっと疲れただけ 長谷川町蔵/ミックステープを聴いた朝 かとうちあき/宇宙人に会った話 多田洋一/山崎さんの殺人事件 星野文月/野良犬に月 コメカ/カニ人間 小川たまか/記録と記憶と証言 武田徹/いくじなしのむうちゃん! 蜂本みさ/編み物前線 宮崎智之/補欠論 3月クララ/ここから始まる 稲葉将樹/下妻〝書店〞物語 1980年代 すずめ園/幸せにしてあげる 荻原魚雷/先行不透明 仲俣暁生/橋本治の書物観 トミヤマユキコ/ひとりっ子という生き物の宿命 吉田亮人/小さくて、美しい 野村佑香/はじめの一歩 久禮亮太/フラヌール書店二年目の日々 うのつのぶこ/生きててくれればそれでいい 武藤充/チャネラー・足立幸子さんとの出会い ふくだりょうこ/お薬をお出ししておきますね 我妻俊樹/スクールドールズ 美馬亜貴子/生存学未来論 久保憲司/アーティフィシャル・インテリジェンス 谷亜ヒロコ/折田さんは自分推し。 柳瀬博一/日本は東京以外でできている 東間嶺/(概略)アプデしない生き方のせいで殺されてしまった先生とわたしに関するおおよそ4000字のテキスト。 文藝創作誌『Witchenkare(ウィッチンケア)』Vol.15 編集/発行:多田洋一 写真:圓井誓太 Art Direction/Design:太田明日香

  • 『ドロップぽろぽろ』サイン本【和書定価新本】

    ¥1,430

    エッセイスト中前結花さんのあたらしい本『ドロップぽろぽろ』が入りました。 【サイン本でお届けします】 「取るに足らないけれどわたしの胸に残った、ぽろぽろ涙した思い出話を集めました」という11のエピソードを集めた本作は、中前さんのうれしい涙、かなしい涙が柔らかい言葉で素直に語られていて、読んでいる私たちもじーんとしてしまいます。 でも、どのエピソードも途中で何回か笑わせに来てるんです、中前さん。ぜんぜんわざとじゃないと思うんですが、とてもナチュラルに一回笑わせてくれてからじーんとして終わる。 とってもいい一冊だと思います。 はじめに 神様のテスト アーモンドの予感 ショッキング・ピンク・ショック 梅の花 お母さーん! アドベンチャー あの朝とベーコンハンバーグ 湿布のアイス チロリン村 あなたへの旅 スーパーマンじゃない あとがき 『ドロップぽろぽろ』 中前結花 著 ちえちひろ 装画 飯村大樹 デザイン

  • 『BOB DYLAN MIXING UP THE MEDICINE』【洋書新本特価】

    ¥10,780

    ボブ・ディランのアーティストとしての軌跡を徹底的に網羅した決定版ともいえる鈍器本を仕入れてしまいました。ハード・カバー、608ページ、1100以上の写真を収録、そこに登場するアーティストはディランをはじめ135人というボリュームです。束幅は実測で52mmほどあります。重さは……重いです! 1941年から2023年までのディランの活動を9の章に分けて、それぞれの時代の資料や証言、エッセイを織り合わせて、彼の足跡を丹念に描き出します。楽曲制作の手書きメモや、レコーディング、ステージのスナップショット、他のアーティストと交わされた書簡など、貴重な記録の宝庫になっています。巻末に索引が完備されているのも唸らされます。そして、なによりどの写真もかっこいい。 本文は英語ですが、ディラン好きの皆さんならきっと丹念に読み解いてくださるはず! ティモシー・シャラメの名演でボブ・ディラン熱が再燃している方も、新しく彼に出会った方も、ぜひチェックしてみてください。 『BOB DYLAN MIXING UP THE MEDICINE』 by Mark Davidson and Parker Fishel CALLAWAY ¥10,780(tax included) ※参考価格:本体記載の価格は$100となっています。(新本美品です)

  • 『ヴェネツィアの家族』【和書新本定価】

    ¥2,200

    「書くことを通して、記憶の階段を、一段一段、降りて行った。」 「心の整理がつかず、長年うっちゃっておいたヴェネツィアの日々が、わたしのなかでようやく、おさまるべきところにおさまりつつある……。」 何も予備知識なく、良さそうだなと思って入荷の山の中から手に取って読み始めたのですが、とてもいいエッセイでした。 著者はコピーライターとして働いたのちイタリアに留学、結婚を機にヴェネツィアに住みはじめたといいます。 夫や義理の父母、ご近所さんたちとの日常、やがて日本語教師となり、またライター、記者としてイタリアで仕事の土台を作り上げていく道程、離婚と帰国など、彼の地での10年を落ち着いた文章で回想しています。 親しかった義父と別れた夫、二人が亡くなったあとに書かれたこの文章からは、もう戻ってこない日々をとても大切に細やかに書き残しておこうとする想いが伝わってきます。 イタリア暮らしと亡き夫のの思い出というと、須賀敦子さんを思い出しますよね。著者は上智大学での学生時代に須賀さんから文学を学んだ教え子なのだそうです。その須賀さんへの想いも、一章を割いて書いています。 こう書くと、哀惜の回想録なのかとイメージされるかもしれませんが、和やかで笑ってしまうような日々の暮らしも描かれています。ヴェネツィアの方言は、日本語に例えると東北訛りのようなイメージらしく、東北弁に意訳された友人たちとのおしゃべりに吹き出してしまいます。 おすすめのエッセイです。 『ヴェネツィアの家族』 辻田希世子/社会評論社

  • 『メランコリーで生きてみる』【和書定価新本】

    ¥2,420

    お天気でとても爽やかな青空なのに、とっても楽しいパーティの最中に、ちょっと泣きそうな感覚をおぼえつつ心がしんと静まり返る感覚、ありませんか。 そんな心の翳りと付き合うために、この本の語る「メランコリー」がおおきなヒントになりそうです。 メランコリーは失望でもなく、怒りでもないといいます。メランコリーな人は、世界のあらゆるものは不完全であり、理想と現実に絶えまなくギャップがあることを、いつも前もって考えている。だから、諦観と似ているけれど異なる寛容さを持っていて、ふと出会う「美や善に対する感受性がとりわけ鋭い」のだといいます。 《ポジティブでいなくてはいけない》という圧力がしんどい人におすすめしたい哲学エッセイです。 【出版社のHPより】 世界は不完全で残酷。 だからせめて、悲しみとうまく付き合おう―― 〈メランコリー〉には、現代社会を生き抜くヒントが満ちている。 哲学者アラン・ド・ボトンが、歴史、アート、宇宙、建築、旅……など35のテーマから探るその効能とは? 幸せの押し付けに疲れたすべての人へ送る、深い悲しみに対するなぐさめの書。 「メランコリー」と聞いて、どのような心の状態を思い浮かべるでしょうか。 憂鬱、もの悲しさ、気分の落ち込み、ふさぎ込み、哀愁……。 これらは誰もが抱く感情でありながら、目まぐるしい現代社会においては重要でないもの、あるいは治療の対象とされ、その効能は見落とされてきました。 しかし著者は「メランコリー」こそが、不完全な世界や思い通りにいかない自分の人生とうまく向き合い、よりよく生きるための最善の方法であると言います。 本書では、哲学、歴史、アート、宇宙、性愛、旅、建築、宗教など多様な35のテーマから、「メランコリー」に生きるヒントやその効能をひもときます。 人がたくさん集まるパーティーに出かけるよりも、しんとした宇宙や、いろんな国がたどってきた歴史のことを考えるのが好き。 ここではないどこかへ行きたいと願いながら、いざ美しい風景を目にすると途端に物悲しさがおそってくる。 毎日やるべきことをいっぱいにして自分を追い立てながら、日曜の夜に「自分にはもっと向いている仕事があるはずなのに」と考え込んでしまう。 弱っているとき、自分のなかの「内なる批評家」が人生のあらゆることにけちをつけ、不安を煽ってくる。 ひとつでも共感できることがあれば、ぜひ本書を手にとってみてください。 https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2333-5/ 『メランコリーで生きてみる』 アラン・ド・ボトン/齋藤慎子 訳 フィルムアート社

  • 『ストーナー』【和書定価新本】

    ¥2,860

    私たちは歳を重ねてくると、ふと「結局、何者にもなれなかった人生たったな」と、ある種の安らかな諦めを感じることがあるのかもしれません。だけどこれで良かったと、心の底からそう思える瞬間をこの作品は見事に描きます。文学者の道に挫折した冴えない田舎の老教授が「あのとき気づけなかった」人生の煌めきを再発見する、尊く美しい小説です。 『ストーナー』(ジョン・ウィリアムズ著/東江一紀訳/作品社)

  • 『オーロラの下、北極で働く』【和書定価新本】

    ¥1,870

    「……孤独を感じていた時期は、私が『日本人』というアイデンティティに拘っていた頃かもしれない。……今の私は国籍が解けてしまったように思える。」 国立極地研究所の元技術者が北極に暮らした日々を綴ったこのエッセイは、賑やかさと孤独感、自然の豊かさと厳しさが交錯する、他では読めない経験を私たちに垣間見せてくれます。著者自身が撮影した多くの美しいカラー写真が、北極圏の透徹した空気や悠久の時間を感じさせてくれます。 ノルウェーと北極点の中間、スバールバル諸島にニーオルスンの町はあります。世界各国の観測所が集まっていて、科学者や技術者、極限の自然にインスピレーションを求めるアーティストなど、多くの人が暮らし、独特のコミュニティを形成する場所です。 過酷な観測作業や、食事や余暇といった日常、各国駐在員たちとの出会いと交流と別れなど、およそ三年間の豊かな体験を綴った言葉は、事実の記録を大切にした抑制の効いたものに感じます。そのおかげか、読む私たちは想像力を刺激され、引き込まれる気がします。 極地に憧れ情熱を持った人々が世界中から集まり共に暮らすという幸福な経験と、それが終わった切なさを、私たちも感じることができます。 『オーロラの下、北極で働く』 文・写真 松下隼士/雷鳥社 刊 出版社の書籍紹介ページ https://www.raichosha.co.jp/book/1497

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