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『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』【新本和書定価】
¥2,970 税込
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本当に魅力的な写真集であり、旅の記録です。
人間の消え去った「ロストワールド」で労役から解き放たれて暮らす馬たち。その馬たちも老いて、一頭、また一頭と消えつつある。人の手を離れて力強く繁茂する草木と、滅びゆく儚げな馬の群れが、幻想的な霧に包まれている。とても現実とは思えない幽玄な光景を捉えた写真の数々に心を奪われます。
北海道根室沖にあるユルリ島は、高度成長期には漁業で栄えながら、現在は人々が去り、貴重な海鳥の保護区として立入禁止の島に。かつて使役された馬たちの子孫が今は小さな群れで暮らします。群れは種馬を持たず、残された馬たちはもう増えることはない。その死にゆく存在を10年以上に渡って写真家の岡田敦は撮り続け、かつての島を知る人々、馬に関わる人々の言葉を丹念に聞き、書き残しました。
神々しい馬たちの写真と、道東の自然と格闘して昭和を生きてきた人々の生活史が重なりあい、「墓碑銘」を意味する書名に一層の重みを感じます。
白馬の眼差しを捉えたカバーも美しいですが、これを取り去ったクロス装も姿も美しく、どちらの姿で本棚に入れるか迷います。
『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』岡田敦/インプレス
2018年、島に暮らす馬たちの存続のため、3頭の仔馬が群れに加えられたとのこと。馬たちのこれからが気になります。
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