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『建築のはじまり』【和書定価新本】

¥3,520 税込

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「心の眼で世界の流れに身を浸すと、その風景と自分の境界線は静かに溶けて、思いもよらぬ新たな意味が後から訪れる。というのも、手で考えるスケッチは、眼で見た新鮮なイメージを自分の心を経由して、手で紙の上に再現しようとする創造的行為であり、インプットとアウトプットが同居した複雑な営みであるからだ。」

建築家の光嶋裕介さんが20代でベルリンに働いていたころに始めて以来、17年間続けているスケッチ。横長で黒革の小ぶりなモレスキンのスケッチブックで6冊分もあります。それをすべてカラーで時代順に収録したのがこの本です。国内外の様々な場所に旅をして、行く先々の建築や自然の風景を描いています。

こうして手で描いた風景は自分だけの「地図」になり、その地図のどこかに「建築のはじまり」が埋まっている。光嶋さんはそう書きます。スケッチによってこの世界の見方、あるいは自分にとっての「環世界」を獲得し、そこから光嶋さんの建築の構想は生まれてきた。その軌跡を私たちも垣間見ることができます。

過去のスケッチに対して、現在の光嶋さんがエッセイを寄せています。時を経てスケッチから記憶を呼び覚まし言葉を紡ぐ過程は「学び直し」であったといいます。

光嶋さんの描く線と色を堪能するアートブックとしてはもちろん、建築家が世界を捉えるフレームを学ぶテキスト、私たち自身もスケッチを始める手引きとして、幾通りにも楽しめる一冊です。

【出版社のHPより】
17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。
それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。
サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、
キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。
熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。
175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。


スケッチすることに正解も、間違いもない。 ただ、楽しいから描いているのであって、学び続ける喜びのために、描き続けていることだけは、たしかである。 スケッチ(手)と言葉(頭)の往来(翻訳)を続けていると、自分の世界に対するまなざしがしばしば変容し、 世界に対する認識も少しずつクリアになっていく。 自分の世界の見方が鍛えられると、自分で世界は変えられると思えてくる。 だから、建築のはじまりを巡る旅も、スケッチも、まだまだ終わらない。 また新しい自分に出会うために、あの予兆に満たされた幸せな時間をはじまりに、 今日もモレスキンとペンと木箱の絵の具セットを持って、僕は旅を描く。(「はじめに」より)

https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284652

『建築のはじまり 光嶋裕介の旅とスケッチ 2007~2024』
光嶋裕介/左右社

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