サイン本『愛について僕たちが知らないすべてのこと』桜井晴也【和書新本定価】
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桜井晴也『愛について僕たちが知らないすべてのこと』(ffeen pub)のサイン本がフラヌール書店にも入荷しました。
2013年の小説『世界泥棒』は、学校で起こる男子生徒たちの決闘を描くリアルさと、私たちと同じようで異なる世界を舞台にした浮遊感と、美を描写する言葉の輝き、それらがとめどなく流れる作品でした。その『世界泥棒』で文藝賞を受賞した後、この長編『愛について僕たちが知らないすべてのこと』はウェブで発表されていました。それがいよいよ単行本に。
この改行のなさに期待感が膨らみます!
■出版社の書籍紹介(以下引用)
『世界泥棒』から12年、すべての読者が待ち望んだ渾身の一作。
夏休みのある日、靴子・花びら・譲・隆春の 4 人は話をするため、学校で待ち合わせる。空には子供たちの魂が浮遊している。ときどき真っ青な鳥が飛んでいる。恋と友情に揺れる彼女たちの、いつも通りの日常のはずだった。しかし教室に着くやいなや、突然 4 人の兵士たちがやってきて、靴子たちを監禁してしまう。兵士たちはいったいどこからやってきたのか。なぜ、なんのためにやってきたのか。
小説を埋め尽くすのは、登場人物によって語られる物語の数々と、終わりの見えない長い対話。わかり合えない者たちが、それでもなお言葉を交わし合う特別な時間が、どこまでも詩的な文章で綴られる。
解説:大滝瓶太
ドストエフスキーの意思を正統に継ぎながら圧倒的〝現代文学〟。詩情と散文性をともに究めた文章に宿るリーダビリティの強度に驚き続ける、恐るべき経験。本書は日本文学における長編小説を一挙怒涛に更新する。
町屋良平(作家)
美しい幻のような言葉が、どうしてこれほど現実を剥きだしにするのだろう。陽に光り、腐り、滅びていく物たち――その一部として人がいること。愛という言葉が包みこんできた、暴力のこと。ここには、嘘がない。
岡英里奈(作家・編集者)
著者のブログで発表された衝撃作、待望の書籍化。
著者略歴
桜井晴也【著】
1985年生まれ。『世界泥棒』で第50回文藝賞を受賞する。
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レビュー
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