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『ひとりを愉しむ食事』有元葉子【和書新本定価】

¥2,750

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この本には、ひとりごはんをたまにちゃんとしてみたくなる魔法がかかっている気がします。
そして、ひとりのごはんづくりが楽しくなったら、それをちょっとだけ多めにつくるんだと思えば、みんなのごはんをつくる心持ちも少し楽になるような気がしました。

ハードカバーで写真も鮮やかなこの端正な本がキッチンにあると、ちょっと気分がちゃんとするような気がします。

有元葉子さんはこう書きます。

「ひとりごはんは、どっちにも行けます。
 どこまでいいかげんにしても、誰も何も言わないし、
 逆に、どこまでもちゃんとすることもできます。
 自分の選択ひとつ。」

そうは言っても、ひとりの食事なんて、買えば何とでもなるし、億劫なんですよね……なんて思いながらパラパラとこの本をめくっていると、いや待てよ、なんだかやたらと美味しそうだし、簡単に贅沢な気分を味わえるんじゃないだろうかこれは……と、食への好奇心が湧いてきます。

炊きたての玄米にオリーブオイルと塩、貝と水を火にかけるだけで美味しい汁物。そんなふうにすぐできるなら、やってみようかな。

そう思いながらさらにページをめくると、トマトソースのパスタ、ハーブとチーズのオムレツ、「花束のようなサラダ」と、どんどん美味しそうで美しい、でもシンプルで飽きなさそうなメニューが次々と。どれも無駄のない手順や上手な省略のしかたが丁寧に書かれていて、できそうな気がします。

さらには餃子の皮をつくる、とんかつを一人ぶんだけ揚げる、ピザを一人ぶんだけさっと捏ねて焼く、刺身をサクで炙る……と、有元さんは楽しそうにやっていきます。

この一冊を通して、レシピらしい手順や分量の解説めいたページは無く、それぞれの料理についてのエッセイと美しい写真が続きます。でも、ちゃんとつくれそうです。それだけ、大事なところだけを易しく語っているように読み取れます。

■目次
1章
私の食事のベーシック
白いご飯
玄米ご飯・その1
常備食
揚げ物
貝と水
玄米ご飯・その2
リゾット
パスタ

ワイン

2章
作ることも愉しむ、私のとっておき
花束のようなサラダ
全部の皮がかりかりの焼き餃子
果物とチョコレートのピッツァ
ビーフシチュー
炙る

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