1/6

『明日のパン』【和書定価新本】

¥2,500

International shipping available

関西のオカンはなぜ毎日のように「あ、明日のパン買うとかな……」とつぶやいてしまうのでしょう。オカンだけではありません。自分のこと、大事に思う身近な誰かの明日を気に掛けるちょっとした瞬間に「明日のパン」がふわりと舞い降りてきます。

明日も今日と同じような日常がやってくる、その日常を共にする誰かや自分へのささやかなケアの気持ち、ちょっとうっとおしい老婆心、グッと抑制した応援の気持ち、つまりは素朴な愛が、「明日のパン買うとかな……」と言わせるのかもしれません(知らんけど)。

そんなパンと人のつながりについて、さまざまな思い出を21人が書いたエッセイ集です。

「イナダくん、パンの耳持って帰り。明日のパンや。なんやったら昨日のもあるで」
(稲田俊輔「青春の朝ごはん」)

「明日のパン」や「明日のごはん」と唱えることによって、いろいろな生活がちょっとずつ日付を刻んで生き延びている。
(大前粟生「可能性を減らす」)

東京へ出発する朝も、やっぱりわたしはスティックシュガーをたっぷりかけたトーストを食べた。
(中前結花「母のおまじない、父の作文」)

著者21人は、作家、エッセイスト、ブロガー、哲学者、社会学者、芸人、舞台俳優、企業経営者と多様な顔ぶれです。

稲田俊輔、いぬじん、大前粟生、川西賢志郎、清繭子、紅ゆずる、黒田季菜子、しまだあや、鈴木潤、スズキナオ、谷じゃこ、谷川嘉浩、津田匡保、なか憲人、中井治郎、中前結花、はらだ有彩、福井晶、藤井亮、宮浦宣子、虫明麻衣(敬称略)

ぜひみなさんの「明日のパン」の思い出も教えてください。

出版社からの情報(版元ドットコムより引用)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784911802007

目次
「明日のパン」とは

「絶対、6枚切り」鈴木潤
「スクランブル」川西賢志郎
「夜のミスタードーナッツ」清繭子
「ずっと食べたい」谷じゃこ
「母が選んでいたもの」虫明麻衣
「家出中年」いぬじん
「明日の明日の明日の矛盾をあなたと」はらだ有彩

【コラム】明日のパンの謎〈前編〉オカンはなぜ、毎日のように「明日のパン」を気にするのか

「青春の朝ごはん」稲田俊輔
「大阪の鍋の中で」紅ゆずる
「いつまでも大阪の初心者」スズキナオ
「母のおまじない、父の作文。」中前結花
「可能性を減らす」大前粟生
「京都とポケモンシール」谷川嘉浩
「明日の約束」黒田季菜子

【コラム】明日のパンの謎〈後編〉オカンはなぜ、毎日のように「明日のパン」と声に出すのか

「北から西へ、ふたりの朝食はつづく」宮浦宜子
「近畿の果てから」なか憲人
「持ち運べる命」福井晶
「いつも、ちょっと、辛気くさい」中井治郎
「雨蛙男のフレンチトースト」津田匡保
「すてきなピンジェント」藤井亮
「明日のサンドイッチ」しまだあや

前書きなど
「明日のパン」とは明朝に食べるパンの意。明日の糧。今日買っても、今日は食べない。主に関西エリアの日常会話において使用される。食パンを指すケースが多いが、ロールパン、フランスパン、クロワッサン、サンドイッチなど、パンの種類はいろいろ。冷凍保存すれば、明日の明日の朝、明日の明日の明日の朝… …と、いつでも食べられるようストックできる。明日のパンは、私たちの生活に安心と平和と愛をもたらす。

版元から一言
エッセイ集「明日のパン」を企画・制作した「ノオトBOOKS」は、コンテンツメーカー(編集プロダクション)の有限会社ノオトが2026年夏に立ち上げた新しい出版レーベルです。ずっと持っておきたくなるような本を、自分自身や大切な誰かにプレゼントしたくなるような本を、しっかりと丁寧に作ります。

著者プロフィール
稲田 俊輔 (イナダ シュンスケ) (著)
料理人、「エリックサウス」総料理長、飲食店プロデューサー、文筆家。鹿児島県生まれ。大学時代を京都で過ごす。2011年東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。SNSでの情報発信のほか、レシピ本、エッセイ、小説、新書と多岐にわたる執筆活動を行う。著書に、『稲田俊輔のおそうざい十二カ月 旬を味わう一汁三菜』(暮しの手帖社)など。

いぬじん (イヌジン) (著)
ブロガー。大阪府出身、在住。広告会社の元コピーライターで、現在は新規事業開発に取り組んでいる。2012年に、はてなブログ「犬だって言いたいことがあるのだ。」を開設。「Books& Apps」や「サイボウズ式」など複数のウェブメディアでコラムを連載中。人生の中で生まれ続ける小さな悩みたちについて、くよくよと考え続けるのが趣味。

大前 粟生 (オオマエ アオ) (著)
小説家。1992年生まれ、兵庫県出身。2016年「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。23年『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が映画化。26年2月号の『ユリイカ』で特集が組まれる。著書に『おもろい以外いらんねん』『物語じゃないただの傷』『プレイ・ダイアリー』など。

川西 賢志郎 (カワニシ ケンシロウ) (著)
芸人。1984年、大阪府東大阪市出身。2006年からお笑いコンビ「和牛」のツッコミとして活動し、日本最大規模の漫才コンテスト「M1グランプリ」にて、2016年から2018年の3年連続で準優勝を獲得。2024年3月のコンビ解散以降も芸人活動を続け、ライブやテレビ番組、ドラマなどに出演している。

清 繭子 (キヨシ マユコ) (著)
エッセイスト。1982年生まれ。大阪府出身、東京都在住。小説家を目指し、39歳で出版社を辞め、独立。連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」(好書好日)、書評などを執筆。育児と仕事をしながら夢を追う日々を綴った『夢みるかかとにご飯つぶ』(幻冬舎)でエッセイストデビュー。近著に『学校を休んだ日は本をひらいて』(主婦と生活社)。

紅 ゆずる (クレナイ ユズル) (著)
俳優。大阪府大阪市出身。元宝塚歌劇団星組トップスター。卓越したコメディセンスで、ステージ・オフステージ問わず新たな立ち位置を確立し、多くのファンに強烈な印象を残す。現在は松竹エンタテインメントに所属し、舞台に加えてテレビ番組などへ活動の場を広げる。
Instagram(@kurenaiyuzuru_official)X(@yuzuru_kurenai)

黒田 季菜子 (クロダ キナコ) (著)
児童文学作家。富山県出身、大阪府在住。3人の子どもたちとの日々のつれづれや、次女の闘病生活、自身の雑感や小説などをnoteやウェブ連載などに綴る。第33回小川未明文学賞大賞受賞、第59回日本児童文学者協会新人賞受賞。著書に『あの日、ともに見上げた空』(Gakken)、『今は子育て三時間目』(KADOKAWA)などがある。

しまだ あや (シマダ アヤ) (著)
作家。教育・就活分野のソーシャルデザインを10年、のち独立。書いたnoteが話題となり、エッセイ作家としての活動をスタート。文筆のほか、企画やMCなど。生活をバラまくのが趣味で、自宅の94%を1020代に開放したり、気に入った街に自室の一部を移植したり、3カ月毎にチェンマイ滞在したりと、いろんな暮らし方を実験中。

鈴木 潤 (スズキ ジュン) (著)
子どもの本専門店「メリーゴーランド京都」店主。三重県四日市生まれ、菰野町育ち。「メリーゴーランド四日市」勤務を経て、2007年に京都店長に就任。著書に『絵本といっしょに まっすぐまっすぐ』(アノニマ・スタジオ)、『物語を売る小さな本屋の物語』(晶文社)。暮しの手帖「すてきなあなたに」執筆中。京都精華大学非常勤講師。少林寺拳法弍段。

スズキ ナオ (スズキ ナオ) (著)
ライター。東京生まれ、大阪在住。ウェブサイト「デイリーポータルZ」などを中心に執筆中。著書に『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 増補新版』『家から5分の旅館に泊まる』(ともに太田出版)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)など。

谷 じゃこ (タニ ジャコ) (著)
歌人。1983年大阪生まれ、在住。短歌のZINE制作などを行う。作品に、私家版歌集『クリーン・ナップ・クラブ』『ヒット・エンド・パレード』、鯖短歌のZINE『鯖しかみえない』などがある。短歌で遊ぶフリーペーパー『バッテラ』を発行。そのほか、さまざまなウェブメディアにて短歌やエッセイを執筆している。鯖と野球が好き。

谷川 嘉浩 (タニガワ ヨシヒロ) (著)
哲学者。1990年生まれ。京都市在住。京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師。著書に、『増補改訂版 スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー携書)、『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(ちくまプリマー新書)など。社会時評やカルチャー評論、エッセイなどを執筆するほか、企業との協働も。ポッドキャスト「Ink and Think」なども更新中。

津田 匡保 (ツダ マサヤス) (著)
株式会社ファンベースカンパニー代表取締役社長・CEO・CHO。兵庫県宝塚市出身。食品企業を経て、2019年にファンの感情を探究する「株式会社ファンベースカンパニー」を仲間たちと共に創業。2020年より現職。著書に「ファンベースなひとたち」(共著・日経BP)。マンガとヒップホップとスターウォーズをこよなく愛する。

なか 憲人 (ナカ ケント) (著)
漫画家、ウェブライター。兵庫県出身。ウェブメディア「オモコロ」「となりのカインズさん」等で執筆。漫画家としての著作は『とくにある日々』(ヒーローズ)、『バキのわ!~バキを語る女子高校生たち~』(チャンピオンクロス連載中)など。YouTubeチャンネル「けんの生活チャンネル」では、自炊をしたり友人に服を選んだり、生活の様子を発信している。

中井 治郎 (ナカイ ジロウ) (著)
社会学者。1977年、大阪府生まれ。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。文教大学国際学部専任講師。著書に『パンクする京都』『観光は滅びない』(ともに星海社新書)、『日本のふしぎな夫婦同姓』(PHP新書)がある。ウェブメディア「よみタイ」(集英社)にて『こんな質問が来る』連載。Xアカウント「ジロウ」の中の人。

中前 結花 (ナカマエ ユカ) (著)
エッセイスト。兵庫県生まれ。現在は東京で活動。2017年、「ほぼ日」に掲載されたエッセイが話題となったことを機に、多数のメディアでエッセイを執筆。糸井重里氏や麒麟の川島明氏ほか著名人からも注目を集める。著書に『好きよ、トウモロコシ。』『ミシンは触らないの』(ともにhayaoki books)、『ドロップぽろぽろ』(講談社)。

はらだ 有彩 (ハラダ アリサ) (著)
テキストレーター。兵庫県出身。テキスト、イラストレーション、テキスタイルをつくる〝テキストレーター〞。著書に『日本のヤバい女の子』シリーズ(柏書房/角川文庫)、『ダメじゃないんじゃないんじゃない』(KADOKAWA)、『「烈女」の一生』(小学館)、ルームメイトとの生活を描いたコミックエッセイ『帰りに牛乳買ってきて』(柏書房)など。

福井 晶 (フクイ アキラ) (著)
食の編集・ライター。兵庫県出身、東京都在住。相撲の番付表がある酒場が好きな食いしんぼうで、食は箱で推している。食う飲む書くを生業としながら、NPO法人サンカクシャの広報としても活動する。Podcast「なみのりフーディー」のパーソナリティー。中銀カプセルタワービルの元住人。SNSは「ふくい」。@fukufukufuku_00

藤井 亮 (フジイ リョウ) (著)
映像作家。1979年愛知県生まれ。武蔵野美術大学卒。手間と時間を惜しまず、くだらなさにこだわった映像を数多く制作。TVCM、ミュージックビデオ、演劇、展示プロデュース、番組制作など、その活動は(くだらないものに限り)多岐にわたる。映画「大長編 タローマン 万博大爆発」脚本・監督。著書『ネガティブクリエイティブ』(扶桑社)ほか。

宮浦 宜子 (ミヤウラ タカコ) (著)
食卓ディレクター。北海道出身、兵庫県在住。Life on the table主宰。「食卓にはあらゆるものがあらわれる」を信条に食を通した対話と交流の場をつくる。大阪釡ヶ崎にて世界各地の粥を参加者とつくる『おかゆのしあわせ』、日本で暮らす外国人が母国の家庭料理をふるまう『ウィークエンド世界食堂』など。2020年の移住を機にエッセイ集『北の女が食べる西』発行。

虫明 麻衣 (ムシアケ マイ) (著)
編集者、エッセイスト。京都府生まれ。早稲田大学卒業後、朝日新聞社を経て独立し、フリーランスとして編集やプランニング、エッセイ執筆等に携わる。好きなものは東京ヤクルトスワローズの逆転勝ち。すぐ旅に出がち。最近のお気に入りの旅先は韓国。noteでは「散財日記│光で気分を整える」を連載中。@hannarry

International shipping available
  • レビュー

    (29)

¥2,500

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品