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『ソング&セルフ 音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること』【和書定価新書】

¥2,860 税込

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「音楽には奇妙な力があり、最大限にその力を発揮したとき、詩人ジョン・キーツが【消極的受容力(ネガティヴ・ケイパビリティ)】と称したもの、つまり未解決なものや答えのないものと共存していく能力を体系化することができるのである。音楽はわたしたちにいろいろなことを考えさせもするが、同時に思考を超越させることもある。」

世界的なテノール歌手、イアン・ボストリッジは、オックスフォードで近代史を学んだ博士というもう一つの顔があります。
歴史学者としてクラシック音楽を紐解き生と死、ジェンダーやポストコロニアルの視点から再定義する営みと、歌手として音楽と溶け合い自己が変容する体験、ときに相反する二つを一冊のうちに拮抗させた、個性的で知的好奇心を掻き立てられる本です。

ーーー以下、出版社のHPよりーーー

歌をうたうとき、歌い手の自己はどのように変容するのか──。

「音楽の解釈者のなかでももっとも才能ある文筆家」(アルフレート・ブレンデル)と評される英国随一のテノール歌手イアン・ボストリッジが、「ダフ・クーパー賞」(すぐれたノンフィクション作品にあたえられる英国の権威ある文学賞)を受賞した前作『シューベルトの「冬の旅」』(小社刊)に続いて世に問う音楽論。

ジェンダー、人種、死をめぐり、モンテヴェルディ、シューベルト、シューマン、ラヴェル、ブリテンなどの作品を考察し、音楽の「隠された歴史」にせまる!

◎本書に登場する音楽作品
モンテヴェルディ『タンクレディとクロリンダの戦い』
シューベルト『冬の旅』
シューマン『女の愛と生涯』
ラヴェル『マダガスカル島民の歌』
ブリテン『カーリュー・リヴァー』『戦争レクイエム』『ヴェネツィアに死す』ほか

出版社の紹介ページ
https://artespublishing.com/shop/epub/86559-288-7/

『ソング&セルフ 音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること』
イアン・ボストリッジ 著
岡本時子 訳
アルテスパブリッシング 発行
ISBN:9784865592887

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