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『楽園』【和書新本定価】

¥11,000 税込

送料が別途¥250かかります。

とても美しい造本の詩集と写真集です。『楽園』と題された函には、詩集”shuffle”と写真集”lost&found”が収められています。
詩作も写真も、若き日の谷川俊太郎自身の手によるもの。18歳から21歳のときの作品たちが70年のときを経て本になりました。

谷川さんは詩と写真をほぼ同時に始めたといいます。そのキャリアを通じてたくさんの写真を残しており、詩人と写真家、両方の顔を持っています。
初めて手にしたカメラはリコーフレックスという二眼レフで、写真集“lost&found”にはそのカメラで撮り70年眠っていたフィルムが使われています。

詩集”shuffle”は、余白と書体が美しく、他の詩集で既出の詩にもあらたな印象で触れることができます。谷川さんは「写真集との関連も考えながら編んでみました……言葉によって写真が持っている含意が深まるような詩を探すのも、ペアになったこの写真と詩の本の楽しみ方」といいます。

2冊はそれぞれ鮮やかな色のクロス装上製本で、函にはリソグラフが貼られています。まさに愛蔵版といえる作品集だと思います。

※出版社のウェブサイトより
https://www.twovirgins.jp/book/rakuen/

若き谷川俊太郎の日常―
日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏は、自身で写真も多く撮影している写真家でもある。「楽園」は、谷川俊太郎が詩人・写真家としてまだ世に出る前の18歳から21歳の時期に、二眼レフカメラで身の回りの日常を捉えた写真を収めた写真集と、友人に勧められて詩作を始めたころの詩を中心に谷川氏自身が選び編んだ詩集の2冊をリソグラフ装の箱に収めた「谷川俊太郎の原点」の作品集である。
谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の谷川氏の作品が、時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされる。
「楽園」は、谷川俊太郎氏のアーリー・ワークスであると同時に、70年早くに生まれた「永遠の少年」の魂のタイムカプセルである。
製版と印刷と製本は、熟練した手仕事の職人的なプロが集結して携わり、装丁のリソグラフまで手仕事というクラフトワークの塊を、愛蔵版として少数限定で制作する。アートディレクションと編集は、フィルム写真の素晴らしさを再発見して、新たに現代に甦らせる「Dear Film Project」のメンバーが担当した。

写真集「lost&found」 布製80ページ
詩集「shuffle」 布製80ページ
リソグラフ函入り
※本書は2冊セットでの刊行となります。

『楽園』谷川俊太郎/トゥーヴァージンズ

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