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『スリップの技法』【和書定価新本】

¥1,832 税込

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書店に並んでいる本に挟まっている縦長の紙切れのことを「スリップ」といいます。
本は売れるとお客さまの手元へと出ていくけれど、スリップは本の分身として書店員の手元に残ります。残されたスリップをもとに、私は本を買ってくださった方々の関心や生活のことを想像して、その人が次に関心を持ってくれそうな本のことや、そのお客さまと近い関心を持った他のお客さまに響きそうな品揃えのことを考えます。

今では多くの書店ではデジタルデータで在庫管理をしていて、スリップをめくりながら考えを巡らす書店員は少なくなりました。日々蓄積していく販売データは、活用の仕方がわかっていれば、こんな心強いツールはありません。でも、ただデータに決められる仕事に追われていては、そもそも何のために仕事をしていたのか、何をお客さまに伝えたかったのか、すぐにわからなくなります。

だから、「データに従わされる仕事よりも、自分の想像力でお客さまと対峙する仕事を自力で作りたい」と思って、その技術を鍛えてきました。私の編み出した技ではありません。「スリップの技法」は、昔の書店員にとってはさほど珍しいものではなくて、日常業務そのものでした。

この本では、前半は勤務書店員時代の日常業務を流れに沿って描写していて、後半はお客さまの買い方から「次の本」や「次の売り場」を私が提案するにいたるプロセスを60の実例を挙げて解説しています。紙のスリップを起点に思考したことをPOSデータを使って拡張していくといった自分流の併用についても書きました、とくにこの後半のパートは、書店員ではない方々からもご感想をいただきます。顧客像をよりリアルにイメージするペルソナ分析の手法だと言ってくださる方もいました。

書店員、書店で働きたい人、本屋を自分で始めたい人、本の選び方に興味がある人、お客さまのニーズを読み解くことに関心がある人、フラヌール書店を知っていて店主の頭の中が気になる人など、いろんな方々に読んでいただきたいと思っています。

『スリップの技法』
久禮亮太 著/苦楽堂 刊

吉野有里子 装画

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